Googleドライブ上のファイルを削除するとゴミ箱に入るが、大量に貯まっていたので、空にしてファイルを完全に削除した。
空き容量が5GB増えて、すっきりしたのもつかの間、削除した中に大事なファイルがあった。Googleドライブファイルストリーム上にファイルを移行したから削除しても問題ないと思っていたのだが、仮想的にマウントされていただけだったようで、元のファイルは残しておくべきだったのだ。
ゴミ箱を空にして削除したファイルであっても、復元できないだろうかと調べたところ、Googleドライブのヘルプに説明があった。そのヘルプの「削除したファイルを復元できない場合」に書いてある指示に従い、英語でチャットして解決できたのだ。
→Google ドライブのファイルを削除、復元する
およその手順は次のとおり。
1.削除したファイルを復元したいと問題の状況を短く説明。
2.Google側からHi!と挨拶。自己紹介からチャットが始まる。
3.「メールアドレスは?」「今使っているデバイスは?」など、いくつかの質問に簡単に答える。
4.「大事なファイルを削除したんだね?」と聞かれるので、「残念ながら、その通り」と答える。
5.同情され、励まされ、「いつ削除したの?」と聞かれたので、「今日の午後」と答える。
6.「いいね!」と言われたあとに、それまでの一問一答形式から外れて、テンプレートに用意されていたと思われる次のような提案を受ける。
「私たちはファイルの復元ツールを持っており、最近のある時間内にGoogleドライブのゴミ箱から削除されたファイルを復元することができます。私たちはあなたのファイルを取り戻すことのできる特定の日まで遡ることは保証できません。また、あなたのプライバシーのために、私は削除されたファイル名を見ることができませんし、復元のために特定のファイルを選択することもできません。このツールが見つけることのできるファイルをすべて復元する必要があります。私は、あなたが探している特定のファイルを復元することを保証できません。しかし、それでも試してみる価値はあります。」
7.「試したいので、お願い!」と言うと、「これから復元してみるので、少し待って」と言われる。
8.さらに時間がかかり、「もう少し待てる?」「問題ないよ」と答えて15分くらい待っただろうか。Googleドライブに数千のファイルが戻ってきて、その中に探していたファイルも見つかった。
9.「ありがとう!探していたファイルが復元できたよ」と伝えると、いくつか形式的で丁寧な言葉をいただいたので、私からも心を込めた感謝の言葉を送ろうと思っていたら、チャット終了。
10.まもなく、メールでもメッセージが届いた。
ファイルの量によっては、復元まで48時間かかる場合もあるとのこと。
かなり余計な古いファイルまでもが復元されたので、これから整理する必要があるけれど、非常にありがたいサービスだった。