人に出会いたいから書く
このコラムで取りあげる本や映像の基準は、そのとき、その本や映像について、何かを書き残しておきたいと思うものである。本を読んだり映像を見たりしながら、その書き手や作り手が表現しようと思った動機、逆に言えば、彼/彼女らを表現… 続きを読む »人に出会いたいから書く
このコラムで取りあげる本や映像の基準は、そのとき、その本や映像について、何かを書き残しておきたいと思うものである。本を読んだり映像を見たりしながら、その書き手や作り手が表現しようと思った動機、逆に言えば、彼/彼女らを表現… 続きを読む »人に出会いたいから書く
李妍焱『市民的コモンズとは何か―理論と実践者との対話』(2025年、ミネルヴァ書房) 著者の李妍焱(リ・ヤンヤン)さんは、駒澤大学で教える社会学者で、専門は日本と中国の市民社会とソーシャルイノベーション。また、日中市民社… 続きを読む »『市民的コモンズとは何か』
8/11に父が亡くなり、8/16に身内で葬儀を済ませた。父が息を引き取った日、血圧が50台まで下がってきたので、来て欲しいと言われ、夕食後に施設に向かった。私にはただいつも通り眠っているように見えた。 6月下旬、退院して… 続きを読む »8月11日
南房総で地域づくりに関わっている人たちが開いているオンライン読書会に参加し始めて、ちょうど5年が経過した。最近は、本を読む量がめっきり減っているので、この読書会で取りあげる本を読むことは、最低限の読書時間を保つのに役立っ… 続きを読む »『庭の話』
都内公開初日、6/21[土]の初回に、渋谷のシアターイメージフォーラムで観てきた。さまざまな立場にとって、それぞれの「摩文仁」があり、「慰霊」と「顕彰」が交差する。観るものを深く考えさせる、優れたドキュメンタリー映画だと… 続きを読む »『摩文仁 mabuni』
5月下旬、私が編集・執筆に関わった新刊が、ようやくできあがりました。2023年4月から刊行されている「シリーズ環境社会学講座」(全6巻、新泉社)の第4巻です。 企画自体は2020年から動き始めていたので、5年近くの歳月を… 続きを読む »『答えのない人と自然のあいだ』
里山問題を考える環境社会学の方法論――誰にとって何が問題なのか 私は、本シンポジウムのテーマ設定に強い違和感を覚えている。20~30年前に「里山」への希望と可能性が大いに期待されたものの[石井ほか編 1993; 武内ほか… 続きを読む »里山問題を考える環境社会学の方法論
本書は、東京の郊外、多摩丘陵の一角に位置する八王子市堀之内地区の環境史であり、この小さな地域社会の歴史分析をもとに、これまでの里山論に欠けていた弱点を補う狙いを持って書かれた。ある郊外地域の環境史研究として、多くの史資料… 続きを読む »『里山と地域社会の環境史』
2020年代初め、新型コロナウイルス感染症が拡大し、人びとはステイホームやリモートワークを体験した。その後、コロナ以前の仕事や暮らしが戻ってきたが、コロナ禍をきっかけに移住や二拠点居住を始めたり、社会的起業に踏み出した人… 続きを読む »構えないでいられるコミュニティとのフラットな関係