『答えのない人と自然のあいだ』
5月下旬、私が編集・執筆に関わった新刊が、ようやくできあがりました。2023年4月から刊行されている「シリーズ環境社会学講座」(全6巻、新泉社)の第4巻です。 企画自体は2020年から動き始めていたので、5年近くの歳月を… 続きを読む »『答えのない人と自然のあいだ』
5月下旬、私が編集・執筆に関わった新刊が、ようやくできあがりました。2023年4月から刊行されている「シリーズ環境社会学講座」(全6巻、新泉社)の第4巻です。 企画自体は2020年から動き始めていたので、5年近くの歳月を… 続きを読む »『答えのない人と自然のあいだ』
里山問題を考える環境社会学の方法論――誰にとって何が問題なのか 私は、本シンポジウムのテーマ設定に強い違和感を覚えている。20~30年前に「里山」への希望と可能性が大いに期待されたものの[石井ほか編 1993; 武内ほか… 続きを読む »里山問題を考える環境社会学の方法論
本書は、東京の郊外、多摩丘陵の一角に位置する八王子市堀之内地区の環境史であり、この小さな地域社会の歴史分析をもとに、これまでの里山論に欠けていた弱点を補う狙いを持って書かれた。ある郊外地域の環境史研究として、多くの史資料… 続きを読む »『里山と地域社会の環境史』
2020年代初め、新型コロナウイルス感染症が拡大し、人びとはステイホームやリモートワークを体験した。その後、コロナ以前の仕事や暮らしが戻ってきたが、コロナ禍をきっかけに移住や二拠点居住を始めたり、社会的起業に踏み出した人… 続きを読む »構えないでいられるコミュニティとのフラットな関係
2023年夏に母、秋にいとこ、2024年冬に義母、夏に伯父、そして先月、伯母が亡くなった。伯母が亡くなったことは、弟からのメールで知った。昨年夏から、私が父の通院に付き添っていることもあって、京都に住む弟が、毎日、父に安… 続きを読む »生きた事実を確かなことに
2025年元日配信の「里山と暮らしをつなぐメールマガジン」が、記念すべき200号となった。2008年6月に創刊号を配信して以降、今年で18年目に突入したことになる。 この機会に、創刊号がどのような内容だったのかを調べてみ… 続きを読む »会員参加の場としてのメルマガ
菊谷和宏『「社会」の底には何があるか―底の抜けた国で〈私〉を生きるために』(2024年、講談社) 先月の兵庫県知事選の結果を見て、いろいろな人が「社会の底が抜けた」とSNS上でつぶやいた。しかし、私はそんな言い方ってない… 続きを読む »『「社会」の底には何があるか』
最新のカネミ油症問題の概要と課題についてわかりやすく伝える冊子を、カネミ油症被害者支援センター(YSC)のメンバーとして制作する計画があるので、まずは初稿を書いてみました。 1.カネミ油症事件とは? カネミ油症とは、1… 続きを読む »15分でわかるカネミ油症問題のいま
宮垣元『NPOとは何か』(2024年、中央公論新社) 本書は、NPOに関する新書サイズの基本書という位置づけになるだろう。特に日本のNPOについて、知っておきたいことや考えるべき論点などが、コンパクトに手堅くまとめられて… 続きを読む »『NPOとは何か』