研究室からの引越をふりかえる

退職に際して、大学の研究室にあった荷物をすべて3月末までに片付ける必要があった。
昨年の11月くらいから、大学へ行くたびに、大きな手提げ袋いっぱいに本を詰めて、少しずつ家に運び出していたが、授業期間が終わって2月中旬になると、とてもそんなペースでは間に合わないし、そもそも全ての荷物を持ち帰ることは不可能であると悟った。

研究室を引き払う

そこで、いったん運び出す手を止めて、そのとき研究室にあった荷物を、「自宅へ持ち帰るもの」「保管場所へ移すもの」「ほかの人に譲るもの」「廃棄処分するもの」に分けることにした。
保管場所については、トランクルーム・レンタルボックスの利用も検討したが、知り合いに相談したところ、その方の法人が所有する建物の地下倉庫に、荷物を一時的に置かせてもらえることになった。

つぎに、以下のような方針を立てて、荷物を分類していった。

  • 図書・・・一般に入手しやすく、一度読んでもう二度と読まないと思われるものは、原則、大学図書館へ寄贈(その後、廃棄するか、古本市で売るか、館内の蔵書とするかはお任せ)。図書館に持ち込むのも憚られるような本は廃棄。多摩地域に関する本で、自分の関心領域から外れるものは、大学の同僚へ譲渡。それ以外は自宅へ持ち帰る。
  • 学術雑誌・・・ウェブで入手できるものは、原則廃棄。『環境社会学研究』のバックナンバーだけ保管場所へ移す。
  • 論文コピー・・・データベースに書誌情報を入力しているので、保管場所へ。
  • 新聞・・・必要な紙面はスキャンしているので、保管場所へ。それ以外は廃棄。
  • 機関誌・ニュースレター・・・ウェブで入手できるものは廃棄。入手できないものうち、資料として扱う予定がないものも廃棄。それ以外を自宅へ持ち帰る。
  • 調査地で集めた資料・・・今後も調査を継続する予定のフィールド以外のものは、原則廃棄。それ以外は自宅へ。
  • 調査先で預かった資料・・・多摩ニュータウンの住民運動に関する資料は、同僚に保管を依頼。
  • 授業関連の資料・・・成績等のデータは保管してあるので、1年分を残して廃棄。
  • 大学運営関連の資料・・・原則、廃棄。
  • 写真・手紙・・・原則、自宅へ持ち帰る。
  • CD・DVD・・・原則、自宅へ持ち帰る。
  • カセットテープ・・・デジタル化していたので、廃棄。
    ダビングのタクト
  • 本棚・・・購入した本棚2点は研究室に置いたままにして、次に入る人へ譲渡。
  • 電化製品・・・扇風機、加湿器、除湿機などは、一人暮らしを始める学生などのために大学へ寄贈。残りは古すぎて使いものにならないので廃棄。
  • アウトドア用品・・・ゼミ活動用に購入したものだが、自宅に置く場所がないので、知り合いに譲渡。
  • 食器類・・・接客用に用意した食器、ゼミで学園祭出店時に購入した食器類などは、同僚に譲渡。
  • 文具・・・未使用のものは大学事務に譲渡。それ以外、不要なものを可能な限り廃棄したうえで自宅へ。
  • その他・・・頂き物は自宅へ。それ以外は、原則廃棄。

荷物を入れる段ボールは、ダンボールワンという通販サイトで30箱購入。保管場所はスチールラック1台分なので、ラックの寸法を測り、棚にそのまま収まるサイズの段ボールを必要な数だけ購入した。

荷物を分類するだけならばよいが、ごみと資源に分別するのに時間がかかる。特にファイリングした資料や、さまざまな消耗品を仕分けるのは手間だった。今回は妻に2日間手伝ってもらった。
相当多くのものを廃棄処分することになり、あらためて、ごみと暮らしていたことに気づいた。

段ボールに荷物をまとめていき、8箱分を1区切りとした。この数であれば、台車に載せたときに安全に運ぶことができるし、車にもストレス無く積むことができた。1区切りつくと、一時保管場所か自宅へ持ち込んだ。
一時保管場所には、2日で3往復して、段ボール17箱分の荷物を収納した。
残りの段ボール41箱分の荷物は、4日かけて段ボールを3~4回再利用して自宅へ持ち帰った。

片付け途中の研究室
一時保管場所

持ち帰った荷物をしまう

無事に研究室を引き払ったが、今度は家の中に積まれた段ボールの山を解いて、適当な場所にしまう必要が生じた。
そこで、以下のとおり、スペースを作りつつ、本や資料などを収めていった。

  • 本棚に入れていたCD・DVDをケースから出してスマートケースに入れ、保管スペースを1/3に圧縮。
    タワレコスマートケース(CD/DVD/ブルーレイ)
  • 研究室の本や資料の片付けと同様の方針で、本棚に収納してあるものを点検し、不要なものは大学図書館に寄贈、または廃棄。
  • 本棚の奥に底上げ台を設置して、1つの棚に前後2列分の本を収納できるようにした。底上げ台は、ホームセンターで厚さ27mm×奥行105mmの杉板を棚幅でカット、6cm角の正方形の木材2個の上に置いた。
  • 2列の収納を活かすため、本を大きさ別に(A4版・B5版 / A5版 / B6版 / 新書版・文庫版)整理した。分野・テーマ別に本を収めようとすると、収納スペースに無駄が生じるので、サイズ別に収めることを優先。
  • 本棚はA4サイズがほどよく入る高さ、内径325mmに統一。奥行285mmの棚には、A5版を後ろにB6版を前に収納。奥行235mmの棚には、A5版を後ろに新書版・文庫版を前にすると収まりがよい。CDはちょうど上下2段に収まった。
  • A4版・B5版の本は、自宅の本棚には2列に収納できないので、底上げ台を設置しない棚に収めた。
  • 文具は、無印良品の収納用品を買い足し、仕切りを使って整理。

以上の作業によって、研究室からの引越は終了した。

今回の片付けでは、脚立に乗らないと届かない高さにも多くの本を収めたので、地震のときの落下対策が必要だ。
今使用している脚立が重いので、軽くて丈夫なものが欲しい。
一時保管している文献コピーは全部デジタル化したいが、サイズがバラバラなので時間がかかりそう、
といった課題はある。

それでも、約1ヶ月半かけて取り組んだモノの断捨離が一段落したので、次のステップへと踏み出せることになった。

底上げ台設置して、本棚に前後2列で収納
最上段を除き、本を前後2列に収納した本棚
スマートケースに入れたCDを本棚に上下2段で収納
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