オリンピックの歌

8/12(木)に開催するオンラインイベント「『戦争の歌』を読む」に関連して、「オリンピックの歌を読む」を弟に依頼したところ、1964年の東京五輪を詠んだ歌5首取り上げ鑑賞文を寄せてくれました。
松村正直の「○○の歌を読む」はシリーズ化できそう。
なお、出典は『昭和萬葉集 巻十四』。時代を振り返る際にとてもありがたい本、とのことです。


戦場にかつて対峙(たいじ)せし旗もあらん今揃い進む九十四ヶ国旗
/松井克巳「林間」1965年1月号

クレパスの色はみ出したる日の丸を児等は手に手に聖火待ちおり
/岡村悦子「塔」1965年1月号

知られざる国の旗持つ一人を一国と迎へ湧ける拍手はや
/島田修二『青夏』

腹痛を押して走れる円谷(つぶらや)のゴールに入るや力尽き果つ
/窪田空穂『去年の雪』

聖火燃ゆるグランドも彼の日は雨なりき君出で逝きし二十年前
/飯田久夫「朝日新聞」1964年11月1日

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