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旧陸軍墓地という歴史的環境

明日8/24(火)夜の梨の木ピースアカデミー誰ひとり取り残さない環境論Part2 ー生きる場・生きた証が大事にされる社会へ」では、小田康徳さん(NPO法人旧真田山陸軍墓地とその保存を考える会)に「旧陸軍墓地に見る歴史的環境保存の課題」についてお話いただく。

『公害・環境問題史を学ぶ人のために』の著者が、陸軍墓地の保存活動を実践されていることの意味は大きいと思って、今回ゲストとして小田さんをお迎えする。私たちは何のために環境を守るのか?このシンプルな問いについて、考えを深めたい。

私がこの問題に関心を寄せているのは、維新の会および大阪市長の要望を受け、2019年度から全国の旧陸軍墓地の補修・管理が予算化された動きへの警戒感からである。
もちろん、墓地を保存していくことはよいと思うのだが、その理由は何なのか?
要望側の説明とは異なり、旧陸軍墓地に眠る人びとは、国や国民のために自己を顧みずに殉じた「英霊」ばかりではない。1基ずつ墓碑を確かめれば、そこに多様な死に方/生き方があったことがわかる。

国内には旧陸軍墓地が約90か所あり、隣の相模原市にもあるので初めて訪れたみた(写真は相模原市慰霊塔で、このもとは1943年に旧日本軍が建立した相模忠霊塔)。このような塔からは被葬者の多様性は見えにくい。

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