『里地里山文化論(上・下)』
これまで、このコラムでは、刊行されてしばらく経った本ばかりを取り上げてきましたが、たまには新刊本も扱いましょう。今年の9月に出た上下2冊約450ページの本です。平易に書かれているので、興味があれば、読み通せると思います。… 続きを読む »『里地里山文化論(上・下)』
これまで、このコラムでは、刊行されてしばらく経った本ばかりを取り上げてきましたが、たまには新刊本も扱いましょう。今年の9月に出た上下2冊約450ページの本です。平易に書かれているので、興味があれば、読み通せると思います。… 続きを読む »『里地里山文化論(上・下)』
私が大学院生時代から関心を持ち、今でも興味を持ち続けているのが、一定の範囲の地域の自然を守ろうとする市民団体です。自宅から近い町田市や横浜市などでは、残存する緑に比べて人口がとても多いので、すぐれた里山景観が残っている場… 続きを読む »『土の匂いの子』
私が市民活動にかかわるようになったのは今から十数年前のことです。鶴見川の支流の恩田川の上流にある小さな谷戸を保全するために活動してきた「恩田の谷戸ファンクラブ」という市民団体に入りました。活動に続けて参加し、スタッフの話… 続きを読む »『自然へのまなざし』
先月のコラムの最後を、私はこう締めくくりました。 あなたにとっての里山とはどういう意味があるのか、私はとても興味があります。 つまり、第三者的に里山の重要性を語ることは(必要ですが)つまらないので、1人の個人にとって、一… 続きを読む »映画『平成狸合戦ぽんぽこ』
前回のコラムでは、森林ライター・浜田久美子さんとの出会いに触れつつ、ご著書を数冊紹介しました。せっかくの機会だと思ってメルマガを浜田さんにお届けしたところ、すぐに返信がありました。承諾を得て、以下に引用します。 驚きと共… 続きを読む »『割り箸が地域と地球を救う』
私が里山保全や森林ボランティア活動に関わり始めたのは1998年の秋でした。その頃は、このコラムで紹介した重松敏則『市民による里山の保全・管理』(信山社出版、1991年) 、中川重年『再生の雑木林から』(創森社、1996年… 続きを読む »『森をつくる人びと』
第3回・第4回のコラムでは、私が里山保全活動を始めてから出会い、大きな影響を受けてきた倉本宣さんと中川重年さんについて、いくつかの著書を紹介しながら、おふたりとの出会いを記しました。振り返ると、このように里山や雑木林をキ… 続きを読む »『自然保護を問いなおす』
中川重年(1996)『再生の雑木林から』創森社. 今回は、里山保全活動に関わる市民をサポートし続けてこられた神奈川県内の研究者として、中川重年さん(ジュウネンさん)について書きましょう。 しばしば、日本の1990年代は「… 続きを読む »『再生の雑木林から』
「里山」という言葉が広く国民に広く知られるようになったのは、1999年にNHKスペシャルで『映像詩 里山』の第1弾が放映されてからでしょう。 田んぼ、小川、ため池、雑木林などが点在し、1つのまとまりのある景観を作りだして… 続きを読む »NHKスペシャル『映像詩 里山』