2019年に読んだ本から10冊
今年読んだ本の中から取り上げるに足るいくつかを、刊行年月日の古い順に簡単にふりかえる。 中野剛志『富国と強兵』東洋経済新報社(2016/12/9) 著者には多くの著作があるが、本書が主著である。いくつもの新書版を読むより… 続きを読む »2019年に読んだ本から10冊
今年読んだ本の中から取り上げるに足るいくつかを、刊行年月日の古い順に簡単にふりかえる。 中野剛志『富国と強兵』東洋経済新報社(2016/12/9) 著者には多くの著作があるが、本書が主著である。いくつもの新書版を読むより… 続きを読む »2019年に読んだ本から10冊
歌人の弟が編集した『戦争の歌』(笠間書院、2018年)というアンソロジーがある。この本は、たかだか120ページの薄い本だけれど、中身の密度はかなり濃い。日清・日露から太平洋戦争に至る膨大な「戦争の歌」から代表歌51首が選… 続きを読む »『ぼくもいくさに征くのだけれど』
最近読んだ本の中から5冊を選んでみた。キーワードを挙げるとすれば、戦争、主体、責任、であろうか。私がこうした本に関心がある理由には、2つの系統があるように思う。1つは学問的な関心から、もう1つは家族史への関心からである。… 続きを読む »責任・主体・戦争を考える5冊
先日、学内の礼拝の場で、10代の頃に悩んでいたプライベートな問題について、特に家族や地域との関係について、話をする機会があった。すでに、断片的にはいくつかの機会で話をしてきたことなので、カミングアウトしたというつもりはな… 続きを読む »家族について考える5冊
8月30日(日)、安保関連法案に反対する人びとが国会周辺に、主催者発表で約12万人 、警視庁調べで3万人余りが集まり、大規模な抗議行動がおこなわれた。同日、全国では少なくとも300か所以上で、一斉行動としてデモや集会が開… 続きを読む »『希望の国のエクソダス』
先日、横浜市内の里山保全をめぐる動きについて、ここ四半世紀くらいの同時代史をまとめて、そこから言えることを論文にまとめました。昨年末あたりから取り掛かり、いったん仕上げたのですが、いろいろと書きなおすべき点が多くて修正に… 続きを読む »『日日是好日』
この本は私の弟が最近出した短歌評論集です。 これまで、このコラムでは、本や映像を紹介するという体裁をとりながらも、内容について踏み込むことは少なく、私と著者とのかかわりをたどることで、人が人に出会い、学ぶことについて考え… 続きを読む »『短歌は記憶する』