『生活環境主義でいこう!』
先月、京都で開かれた環境社会学会のセミナーで、滋賀県知事の嘉田由紀子さんによる特別講演がありました。嘉田さんは環境社会学会の会長を務めたこともあり、学会では中心的な役割を果たしてこられましたが、4年前に学者から政治家に転… 続きを読む »『生活環境主義でいこう!』
先月、京都で開かれた環境社会学会のセミナーで、滋賀県知事の嘉田由紀子さんによる特別講演がありました。嘉田さんは環境社会学会の会長を務めたこともあり、学会では中心的な役割を果たしてこられましたが、4年前に学者から政治家に転… 続きを読む »『生活環境主義でいこう!』
これまで、このコラムでは、刊行されてしばらく経った本ばかりを取り上げてきましたが、たまには新刊本も扱いましょう。今年の9月に出た上下2冊約450ページの本です。平易に書かれているので、興味があれば、読み通せると思います。… 続きを読む »『里地里山文化論(上・下)』
私が大学院生時代から関心を持ち、今でも興味を持ち続けているのが、一定の範囲の地域の自然を守ろうとする市民団体です。自宅から近い町田市や横浜市などでは、残存する緑に比べて人口がとても多いので、すぐれた里山景観が残っている場… 続きを読む »『土の匂いの子』
私が市民活動にかかわるようになったのは今から十数年前のことです。鶴見川の支流の恩田川の上流にある小さな谷戸を保全するために活動してきた「恩田の谷戸ファンクラブ」という市民団体に入りました。活動に続けて参加し、スタッフの話… 続きを読む »『自然へのまなざし』
先月のコラムの最後を、私はこう締めくくりました。 あなたにとっての里山とはどういう意味があるのか、私はとても興味があります。 つまり、第三者的に里山の重要性を語ることは(必要ですが)つまらないので、1人の個人にとって、一… 続きを読む »映画『平成狸合戦ぽんぽこ』
前回のコラムでは、「次回は私が里山保全にかかわろうと思った理由について書きます」と締めくくりました。しかし、こう予告したものの、この1ヶ月間考えたところ、すっきりとした簡単な答えは出せないこと、自分の中の深いところまで潜… 続きを読む »私が里山保全にかかわる理由
前回のコラムでは、森林ライター・浜田久美子さんとの出会いに触れつつ、ご著書を数冊紹介しました。せっかくの機会だと思ってメルマガを浜田さんにお届けしたところ、すぐに返信がありました。承諾を得て、以下に引用します。 驚きと共… 続きを読む »『割り箸が地域と地球を救う』
1.里地里山保全における「市民参加」 最初に、里地里山保全における「市民参加」とは何かを考えてみよう。そもそも伝統的に里地里山では、地域住民が生物資源を得るために管理していたが、この場合は市民参加と呼ばず、その必要性に… 続きを読む »里地・里山つくりにおける市民参加の論点
私が里山保全や森林ボランティア活動に関わり始めたのは1998年の秋でした。その頃は、このコラムで紹介した重松敏則『市民による里山の保全・管理』(信山社出版、1991年) 、中川重年『再生の雑木林から』(創森社、1996年… 続きを読む »『森をつくる人びと』