『シビック・アグリカルチャー』
「シビック・アグリカルチャー」とは耳慣れない言葉だと思いますが、副題の「食と農を地域にとりもどす」がこの本のメッセージを伝えています。 本書は、アメリカの農業とフードシステム(食の生産、加工、流通、消費等の仕組み)が産業… 続きを読む »『シビック・アグリカルチャー』
「シビック・アグリカルチャー」とは耳慣れない言葉だと思いますが、副題の「食と農を地域にとりもどす」がこの本のメッセージを伝えています。 本書は、アメリカの農業とフードシステム(食の生産、加工、流通、消費等の仕組み)が産業… 続きを読む »『シビック・アグリカルチャー』
都市の空間は、社会から求められる機能を十分に発揮するために合理的に作られています。しかも、その機能はかなり単純化されています。たとえば、道路は自動車が通るところ、学校は生徒が勉強するところ、病院は病気を治すところ。そして… 続きを読む »人と里山のコミュニケーション
『新約聖書』「フィリピの信徒への手紙」4章12節~13節 4:12 貧しく暮らすすべも、豊かに暮らすすべも知っています。満腹していても、空腹であっても、物が有り余っていても不足していても、いついかなる場合にも対処する秘訣… 続きを読む »ホタルの光をいつまでも
まだ発行間もないこの本は、認定NPO法人自然環境復元協会が設立20周年を記念して作ったものです。編集した自然環境復元協会の前身は自然環境復元研究会といい、1990年代前半に、信山社出版/信山社サイテックから「自然復元特集… 続きを読む »『写真で見る自然環境再生』
こんにちは。ただいま紹介いただきました松村と申します。タイトルは「市民参加による里山保全の社会学」としました。 ここまでは、比較的、里山それ自体についての研究報告が多くありましたけども、私の場合には、里山で木を伐ったり草… 続きを読む »市民参加による里山保全の社会学
元・平塚市博物館の館長で、その後、神奈川大学で教鞭を執られていた浜口哲一さんが、5月3日にお亡くなりになりました。私は浜口さんの著作の愛読者に過ぎませんが、2回だけお話しをしたことがあります。今年は、浜口さんとお近づきに… 続きを読む »『生きもの地図が語る街の自然』
2月中旬、私は依頼原稿を書くための取材で名古屋へ行きました。今年10月に生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が名古屋で開催されるので、それを見越して生物多様性の保全に関する記事を書くという仕事です。 大学の教員… 続きを読む »『森の健康診断』
今回は、私も原稿を寄せたこの新刊本を題材に、コラムを書き進めていきましょう。 編者の木平先生とは、これまで面識がありませんでしたが、1996年に先生が編まれた『森林環境保全マニュアル』(朝倉書店)は、私に強い影響を与えた… 続きを読む »『みどりの市民参加』
私が大学院生時代から関心を持ち、今でも興味を持ち続けているのが、一定の範囲の地域の自然を守ろうとする市民団体です。自宅から近い町田市や横浜市などでは、残存する緑に比べて人口がとても多いので、すぐれた里山景観が残っている場… 続きを読む »『土の匂いの子』