『富士山は里山である』
昨年、富士山が世界文化遺産に登録されたのを契機に、あらためて脚光を浴びるようになりました。夏の富士登山はますます人気のようで、昨年は山小屋の予約が難しかったという話を聞きました。この富士山ブームに乗るように、関連する特産… 続きを読む »『富士山は里山である』
昨年、富士山が世界文化遺産に登録されたのを契機に、あらためて脚光を浴びるようになりました。夏の富士登山はますます人気のようで、昨年は山小屋の予約が難しかったという話を聞きました。この富士山ブームに乗るように、関連する特産… 続きを読む »『富士山は里山である』
前回に引き続き、今号でも5冊を取り上げます。 平松剛『光の教会―安藤忠雄の現場』 本書も大宅壮一ノンフィクション賞を獲っていますが、少し古く、第32回(2001年)の受賞作です。 さて、昨年、瀬戸内芸術祭期間中に、初めて… 続きを読む »年末年始に読んだ本(2)
年末年始は遠出しなかったので、テレビでのスポーツ観戦のほか、積んでおいた本をいくつか読みました。ここでは、次回と2回に分けて5冊ずつ取り上げます。 コリン・ヘイ『政治はなぜ嫌われるのか―民主主義の取り戻し方』 コリン・ヘ… 続きを読む »年末年始に読んだ本(1)
この本の中身を高く評価しているわけではありません。内容的には、あまり目新しいものはありませんし、取材も深く掘り下げられたものではありません。それでも取り上げたのは、最近の食・農のブームに関して感じている問題意識を表現する… 続きを読む »『フード左翼とフード右翼』
中高時代、吉村昭氏の文庫本は家の書棚にいくつも置かれていました。読書好きの弟がそれを読んでいたのですが、当時の私はその硬質な文体を敬遠していました。しかし、近頃は何かとかこつけて読んでいます。当時の本は処分してしまいまし… 続きを読む »『三陸海岸大津波』『熊嵐』『陸奥爆沈』
先日、中高・大学と同期の友人から、「研修で藻谷さん(本書の著者)と一緒にいるところだけれど、松村は『里山資本主義』を読んだ?」と連絡がありました。本書が「発売1ヶ月で10万部突破!!」という派手な帯とともに、本屋で平積み… 続きを読む »『里山資本主義』
事務仕事やルーティン的な仕事をしているとすぐに飽きてしまうので、気晴らしが必要になります。テレビでスポーツを見ることでも気晴らしになりますが、できれば良い本に出会って、新しい世界に触れたいと願っています。だから、決まった… 続きを読む »『日本農業への正しい絶望法』ほか
7/15(月祝)、横浜でTPPに関するセミナー「私たちが選ぶTPPと社会のゆくえ―岩上安身さんを迎えて」を開催しました。TPPについては、貿易の自由化を巡る過去の問題の印象から、農業や自動車などの関税の問題として捉えられ… 続きを読む »『雑食動物のジレンマ』
東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故は、これまで原子力発電に関する多くの研究蓄積のある環境社会学の研究者にとって、まったくの想定外ではなかったはずである。巨大地震が頻発する日本列島において、原子力発電所を稼働さ… 続きを読む »環境社会学の公共性