『水俣病事件を旅する』
遠藤邦夫『水俣病事件を旅する―MEMORIES OF AN ACTIVIST』(2021年、国書刊行会) 著者は、1989年に水俣病センター相思社の職員となり、現在は理事を務めている。本書は、水俣病被害者の支援に30年以… 続きを読む »『水俣病事件を旅する』
遠藤邦夫『水俣病事件を旅する―MEMORIES OF AN ACTIVIST』(2021年、国書刊行会) 著者は、1989年に水俣病センター相思社の職員となり、現在は理事を務めている。本書は、水俣病被害者の支援に30年以… 続きを読む »『水俣病事件を旅する』
ウィリアム・マッカスキル『〈効果的な利他主義〉宣言! ―慈善活動への科学的アプローチ』(2018年、新泉社) 横浜市からいただいている仕事で、NPOの組織基盤強化に関わっている。NPOは、団体の目的を実現するために事業に… 続きを読む »『効果的な利他主義』
コロナ禍の2年半の間に、私はライフスタイルが大きく変わった。車に乗るようになったが、行動範囲は狭くなり、アルコールを飲まなくなり、外食への関心が薄れ、YouTubeで動画をよく見るようになった。距離を置くようになり、交流… 続きを読む »コロナ後の変わらなさへの対応
このコースでは、SDGsが目ざす「誰ひとり取り残さない」環境のあり方を考えます。ここで「環境」とは、人びとの生きる場というような意味で捉えていますので、人として生きる権利を保障する観点から、社会的包摂のための環境(自然・… 続きを読む »誰ひとり取り残さない環境論 Part5:ライフの視点から考えるSDGs時代の自由と正義
丸山康司・西城戸誠編『どうすればエネルギー転換はうまくいくのか』(2022年、新泉社) 本書の2人の編者や論考を寄せている数人の執筆者とは研究上の付き合いがあるので、刊行直後にご恵贈いただくことができた本である。手に取っ… 続きを読む »『どうすればエネルギー転換はうまくいくのか』
見田宗介さんの訃報を知った。理系の私が会社を辞めた後に環境社会学を学ぶようになったのは、『現代社会の理論』を読んだことが大きい。 しかし、私にとって見田宗介さんは、そうした学問的な影響よりも、母が繰り返す昔話に出てくる「… 続きを読む »訃報を伝えないだろう
ハンナ・アレント『責任と判断』(ちくま学芸文庫、2016年) 2020年7月から、南房総で地域づくりに関わっている人たちが中心になって開いているオンライン読書会に参加している。なぜか通信手段にはLINEを使っているので、… 続きを読む »『責任と判断』
持続可能な社会に向けて公害・環境問題を歴史する 今日、持続可能な社会、脱炭素・エネルギー転換、生物多様性保全などが求められていますが、そうしたグローバルな課題を前にして、私たちはどのように未来の社会・未来の環境をつくれば… 続きを読む »誰ひとり取り残さない環境論 ハイライトPAFLEX
最近、国・県・市のそれぞれのレベルで、今後のみどり(森林や里山)のあり方について話し合う会議に参加して、いずれも同じような印象を受けた。それは、行政がみどりの価値について議論しないままに、あたかも私有財産のように資産運用… 続きを読む »自然は誰でも受け入れるのに公共緑地が私物化される