『けもの道の歩き方』
約6年前、多摩丘陵の雑木林を背後に抱える家に引っ越してきて、もっとも大きな環境の変化は、野生動物との距離がぐんと近づいたことにある。夏の白昼、タヌキの親子が裏山で寝転がっているのが見えたり、夜になると道に出てきて側溝に入… 続きを読む »『けもの道の歩き方』
約6年前、多摩丘陵の雑木林を背後に抱える家に引っ越してきて、もっとも大きな環境の変化は、野生動物との距離がぐんと近づいたことにある。夏の白昼、タヌキの親子が裏山で寝転がっているのが見えたり、夜になると道に出てきて側溝に入… 続きを読む »『けもの道の歩き方』
年が変わったので、昨年見たドキュメンタリー映画から5本を取り上げる。 『湾生回家』(監督:ホァン・ミンチェン、111分) 『FAKE』(監督:森達也、109分) 『私たちの自由について』(監督:西原孝至、165分) 『幸… 続きを読む »2016年のドキュメンタリー映画5本
7月31日に東京都知事選があり、小池百合子氏が当選した。本書に関連するエピソードと言えば、小池氏が環境大臣であったとき、オオクチバスを特定外来生物に指定するかどうかが議論の焦点となった。もう10年以上前、2004年~20… 続きを読む »『外来種は本当に悪者か?』
都市農業をめぐる風向きが変わった、と言われる。昨年4月に都市農業振興基本法が成立し、さらに、この法律に基づいて策定された「都市農業振興基本計画」が、先月5月13日に閣議決定された。この基本計画では、従来「宅地化すべきもの… 続きを読む »『都市農業必携ガイド』ほか
1月、「まちの近くで里山をいかすシゴトづくり」をテーマに新しい活動を展開していくと宣言した。今回は、このテーマに関連すると思われる本で、最近読んだものを3冊取り上げる。 高橋博之『だから、ぼくは農家をスターにする―「食べ… 続きを読む »里山をいかす仕事づくり3冊
最近、学生たちに向き合って話をしたり、話を聞いたりしていると、頭が働かない、力が出ないと思い、そうした自分を第三者的に見て、いらついてしまうことが多い。その原因は、学生たちにあるのではない。私自身が、どの方向を目ざして頭… 続きを読む »「安倍」を考える3冊
8月30日(日)、安保関連法案に反対する人びとが国会周辺に、主催者発表で約12万人 、警視庁調べで3万人余りが集まり、大規模な抗議行動がおこなわれた。同日、全国では少なくとも300か所以上で、一斉行動としてデモや集会が開… 続きを読む »『希望の国のエクソダス』
最近、里山に通うよりも、安保法制に反対する意思を表すため、国会前でおこなわれる抗議行動に参加している。私が足を運んでいるのは、SEALDs(シールズ:Students Emergency Action forLibera… 続きを読む »『民主主義の条件』
最近、いくつか「地域」をキーワードにした企画にかかわったので、今回のコラムでは、「地域」について考えていることを記しておきたい。 まずは、この1ヶ月ほどの間にかかわった「地域」がらみの企画を3つ挙げる。(1) 大学の所属… 続きを読む »『地域力の再発見』