低成長時代に都市近郊の里山で仕事をつくる
1.脱成長をめぐる社会学的論点 著者は、約20年にわたり、環境社会学的な調査研究を進めつつ、環境NPOの一員として市民活動をおこなってきた。 本稿では、こうした経験を通して社会を見てきた著者が、今なぜ都市近郊の里山をいか… 続きを読む »低成長時代に都市近郊の里山で仕事をつくる
1.脱成長をめぐる社会学的論点 著者は、約20年にわたり、環境社会学的な調査研究を進めつつ、環境NPOの一員として市民活動をおこなってきた。 本稿では、こうした経験を通して社会を見てきた著者が、今なぜ都市近郊の里山をいか… 続きを読む »低成長時代に都市近郊の里山で仕事をつくる
1 ニュータウン開発の背景 多摩ニュータウンは、東京都多摩市を中心に、稲城市、八王子市、町田市にまたがり、国内のニュータウンとして最大規模を誇る。昭和39年(1964)に計画、昭和46年(1971)に第一次入居が諏訪・永… 続きを読む »多摩ニュータウンと市民運動
NPO法人よこはま里山研究所(愛称NORA)は、都市に生活する人びとの暮らしと里山との距離を近づけることで、身近な自然の多様性を高めながら、生命のつながりが感じられる豊かな社会をつくることを目的とした団体です。 2001… 続きを読む »自主性と自律性をベースにした参加のしくみ
第51回環境社会学会大会 書評セッション岩佐礼子『地域力の再発見―内発的発展論からの教育再考』(藤原書店、2015年) [日時]2015年6月28日(日)15:45~17:45[場所]立教大学池袋キャンパス11号館A30… 続きを読む »書評セッション報告―『地域力の再発見』
出版される予定の本の原稿として書いたものですが、お蔵入りになってしまったので、ここに残しておきます。 1.自然・文化遺産としての里山 今日、里山は守るべき価値のある自然として、日本社会の中で広く理解されています。ところ… 続きを読む »現代里山考
東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故は、これまで原子力発電に関する多くの研究蓄積のある環境社会学の研究者にとって、まったくの想定外ではなかったはずである。巨大地震が頻発する日本列島において、原子力発電所を稼働さ… 続きを読む »環境社会学の公共性
都市の空間は、社会から求められる機能を十分に発揮するために合理的に作られています。しかも、その機能はかなり単純化されています。たとえば、道路は自動車が通るところ、学校は生徒が勉強するところ、病院は病気を治すところ。そして… 続きを読む »人と里山のコミュニケーション
西表島の中央部に稲葉という小さな集落があった。 浦内川中流域の沿岸に位置していたが、一九七〇年頃に廃村となった。 稲葉は水田に恵まれていたので、集落に住む人びとの暮らしは豊かだったと記憶されている。 しかし、稲葉につい… 続きを読む »『記録されなかったムラの記憶』(抜粋)
メディアは、毎日のように、地球の温暖化や生物多様性の減少など、環境問題が急速に悪化していることを伝えている。そして、私たち1人1人の生活を環境に優しいものに変えていこうと呼びかけている。こうしたエコ推進への呼びかけに応じ… 続きを読む »生活環境主義