無人島を読む本3冊
「無人島」と聞いて最初に思いついた本は、吉村昭『漂流』(1976年、新潮社)です。江戸時代に、今の高知県を出た船が難破して、はるか東に流され伊豆諸島の鳥島に漂着、その後、長い無人島生活を送った人の実話がもとになっています… 続きを読む »無人島を読む本3冊
「無人島」と聞いて最初に思いついた本は、吉村昭『漂流』(1976年、新潮社)です。江戸時代に、今の高知県を出た船が難破して、はるか東に流され伊豆諸島の鳥島に漂着、その後、長い無人島生活を送った人の実話がもとになっています… 続きを読む »無人島を読む本3冊
今年読んだ本の中から取り上げるに足るいくつかを、刊行年月日の古い順に簡単にふりかえる。 中野剛志『富国と強兵』東洋経済新報社(2016/12/9) 著者には多くの著作があるが、本書が主著である。いくつもの新書版を読むより… 続きを読む »2019年に読んだ本から10冊
歌人の弟が編集した『戦争の歌』(笠間書院、2018年)というアンソロジーがある。この本は、たかだか120ページの薄い本だけれど、中身の密度はかなり濃い。日清・日露から太平洋戦争に至る膨大な「戦争の歌」から代表歌51首が選… 続きを読む »『ぼくもいくさに征くのだけれど』
私はNORAの活動を通して、都市近郊の里山保全について考え行動しているが、一方で最近は、薄れゆく戦争や公害の記憶に抗い、被災者・被害者から話をうかがい、記録を探して考えている。 2018年10月10日(水)、シネマハウス… 続きを読む »映画『食卓の肖像』ほか
本発表では、市民による里山保全・森林ボランティア活動の経緯をたどり、現状と課題を確かめたうえで、これからの人びとと森林の関係性について、ボランティア体験という観点から考えていることを述べる。考え方としては、森林ボランティ… 続きを読む »森林ボランティア体験という生態系サービスの可能性
先月9月中旬、里山保全活動を安全に進めるための研修を開催した。講師に志賀壮史さん(グリーンシティ福岡、日本環境保全ボランティアネットワーク)を招き、里山ボランティアの現場リーダーについて深く考えるとともに、安全管理を日頃… 続きを読む »声を聴く5作品
森を開発から守ろう 1970年代、首都圏近郊では都市化の進行に伴い緑地が減少し、各地で開発から森を守る運動が活発化しました。開発行為への法規制は地権者の同意が得にくく、行政による土地買収には膨大な資金を要することから、1… 続きを読む »まちの近くの里山を未来へつなぐヒント
昨年の夏、山梨から大量にブドウが届いたので、近くに住む社会学者の関礼子さんのお宅に、おすそ分けにお邪魔したことがあった。このとき、インフォーマントの「語り」の解釈について話題となったので、関さんが研究代表者を務め、今年度… 続きを読む »『語る歴史、聞く歴史』
先日、学内の礼拝の場で、10代の頃に悩んでいたプライベートな問題について、特に家族や地域との関係について、話をする機会があった。すでに、断片的にはいくつかの機会で話をしてきたことなので、カミングアウトしたというつもりはな… 続きを読む »家族について考える5冊