『生活環境主義でいこう!』
先月、京都で開かれた環境社会学会のセミナーで、滋賀県知事の嘉田由紀子さんによる特別講演がありました。嘉田さんは環境社会学会の会長を務めたこともあり、学会では中心的な役割を果たしてこられましたが、4年前に学者から政治家に転… 続きを読む »『生活環境主義でいこう!』
先月、京都で開かれた環境社会学会のセミナーで、滋賀県知事の嘉田由紀子さんによる特別講演がありました。嘉田さんは環境社会学会の会長を務めたこともあり、学会では中心的な役割を果たしてこられましたが、4年前に学者から政治家に転… 続きを読む »『生活環境主義でいこう!』
1.里地里山保全における「市民参加」 最初に、里地里山保全における「市民参加」とは何かを考えてみよう。そもそも伝統的に里地里山では、地域住民が生物資源を得るために管理していたが、この場合は市民参加と呼ばず、その必要性に… 続きを読む »里地・里山つくりにおける市民参加の論点
メディアは、毎日のように、地球の温暖化や生物多様性の減少など、環境問題が急速に悪化していることを伝えている。そして、私たち1人1人の生活を環境に優しいものに変えていこうと呼びかけている。こうしたエコ推進への呼びかけに応じ… 続きを読む »生活環境主義
用語 説明 HEP-NEP HEPは「人間特例主義パラダイム(Human Exemptionalism Paradigm)」、NEPは「新エコロジカルパラダイム(New Ecological paradigm)」の略語。… 続きを読む »用語説明『環境事典』
1.問題構造の把握 1.1. 「問題」の概略 本発表で事例として取り上げるのは、西表島大富地区における農地開発問題である。まずは、この「問題」について、ごく簡単にまとめておく。 「大富地区県営農地開発事業」(地区面積… 続きを読む »環境的正義の来歴
0.はじめに 環境社会学において、生活環境主義は、すでに一定の評価を得ているパースペクティブであり、現在では、これを無視して研究することはできない状況となっている。しかし、生活環境主義は、すでに登場してから20年近くの… 続きを読む »「生活環境主義」以降の環境社会学のために
リレーイベントが始まりだった ~TRネットの歴史 鶴見川流域では、TRネットが発足する前から、さまざまな団体が連携を図って活動していた。1991年春、こうした市民活動を基礎とし、流域で活動する13団体の協力を得て、ネット… 続きを読む »鶴見川流域ネットワーキング(略称:TRネット)
1.エコツーリズムとは[1] 「エコツーリズム ecotourism」は、最近よく耳にするようになった言葉の一つである。しかし、エコツーリズムに不可欠な自然環境は古くから重要な観光資源であり、近年になって観光の対象にな… 続きを読む »エコツーリズム研究の現在