『森の健康診断』
2月中旬、私は依頼原稿を書くための取材で名古屋へ行きました。今年10月に生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が名古屋で開催されるので、それを見越して生物多様性の保全に関する記事を書くという仕事です。 大学の教員… 続きを読む »『森の健康診断』
2月中旬、私は依頼原稿を書くための取材で名古屋へ行きました。今年10月に生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が名古屋で開催されるので、それを見越して生物多様性の保全に関する記事を書くという仕事です。 大学の教員… 続きを読む »『森の健康診断』
先月、京都で開かれた環境社会学会のセミナーで、滋賀県知事の嘉田由紀子さんによる特別講演がありました。嘉田さんは環境社会学会の会長を務めたこともあり、学会では中心的な役割を果たしてこられましたが、4年前に学者から政治家に転… 続きを読む »『生活環境主義でいこう!』
1.里地里山保全における「市民参加」 最初に、里地里山保全における「市民参加」とは何かを考えてみよう。そもそも伝統的に里地里山では、地域住民が生物資源を得るために管理していたが、この場合は市民参加と呼ばず、その必要性に… 続きを読む »里地・里山つくりにおける市民参加の論点
メディアは、毎日のように、地球の温暖化や生物多様性の減少など、環境問題が急速に悪化していることを伝えている。そして、私たち1人1人の生活を環境に優しいものに変えていこうと呼びかけている。こうしたエコ推進への呼びかけに応じ… 続きを読む »生活環境主義
用語 説明 HEP-NEP HEPは「人間特例主義パラダイム(Human Exemptionalism Paradigm)」、NEPは「新エコロジカルパラダイム(New Ecological paradigm)」の略語。… 続きを読む »用語説明『環境事典』
1.問題構造の把握 1.1. 「問題」の概略 本発表で事例として取り上げるのは、西表島大富地区における農地開発問題である。まずは、この「問題」について、ごく簡単にまとめておく。 「大富地区県営農地開発事業」(地区面積… 続きを読む »環境的正義の来歴
0.はじめに 環境社会学において、生活環境主義は、すでに一定の評価を得ているパースペクティブであり、現在では、これを無視して研究することはできない状況となっている。しかし、生活環境主義は、すでに登場してから20年近くの… 続きを読む »「生活環境主義」以降の環境社会学のために
リレーイベントが始まりだった ~TRネットの歴史 鶴見川流域では、TRネットが発足する前から、さまざまな団体が連携を図って活動していた。1991年春、こうした市民活動を基礎とし、流域で活動する13団体の協力を得て、ネット… 続きを読む »鶴見川流域ネットワーキング(略称:TRネット)
1.エコツーリズムとは[1] 「エコツーリズム ecotourism」は、最近よく耳にするようになった言葉の一つである。しかし、エコツーリズムに不可欠な自然環境は古くから重要な観光資源であり、近年になって観光の対象にな… 続きを読む »エコツーリズム研究の現在