『変異する資本主義』
中野剛志『変異する資本主義』(2021年、ダイヤモンド社) 本書では、コロナパンデミックと中国の大国化を背景に、新自由主義を掲げてグローバルに展開されてきた資本主義が、近年大きく変異しつつあり、「社会主義」に向かっている… 続きを読む »『変異する資本主義』
中野剛志『変異する資本主義』(2021年、ダイヤモンド社) 本書では、コロナパンデミックと中国の大国化を背景に、新自由主義を掲げてグローバルに展開されてきた資本主義が、近年大きく変異しつつあり、「社会主義」に向かっている… 続きを読む »『変異する資本主義』
今期の本コースでは、広い意味での「学び」にフォーカスします。学校教育に象徴される公教育では、今ある社会に適した人材を養成しようとしますが、現在地球規模で生じている環境問題は、現行の社会経済活動の総体が生み出している問題で… 続きを読む »環境運動のパブリックヒストリーPart4:持続可能な社会を自前でつくる実践的な学び
1.はじめに 私は、これまで自らの研究や実践についてアクションリサーチという言葉を用いて考えることがなかった。アクションリサーチと聞くと、コミュニティ開発に向けた参加型調査について研究者の視点から語るようなイメージを抱い… 続きを読む »アクションリサーチと当事者研究、ガバナンス論との接点
本コースでは、環境運動を担ってきた当事者の方々をゲストに招き、その人の視点から試行錯誤の経験をお話しいただきます。運動の記憶を記録にとどめるとともに、運動の経験から最良の部分を取り出し、私たちの社会づくり、環境づくりに生… 続きを読む »環境運動のパブリックヒストリーPart3:持続可能な環境・コミュニティを自分たちでつくる経験
藤川賢・友澤悠季編『なぜ公害は続くのか―潜在・散在・長期化する被害(シリーズ 環境社会学講座 1)』(2023年、新泉社) 2023年4月から「シリーズ 環境社会学講座」の刊行が始まった。最初に出版されたのが第1巻の本書… 続きを読む »『なぜ公害は続くのか』
先月、私の母は山梨の病院を出て、自宅から車で40分の距離にある病院へ転院した。コロナ禍で、しかも移動に県をまたぐことから、長らく面会が許されない状況だったが、いまは週に1回会いに行けるようになった。少し気が楽になった。弱… 続きを読む »認知症患者家族の当事者研究
近年、異常気象が頻発し、グローバルな環境危機がリアルに感じられるなかで、私たちはどのような社会を目ざし、どのように「ありたい社会」に向けて行動していけばよいのでしょうか。未来の社会について考えるためには、過去の歴史から学… 続きを読む »環境運動のパブリックヒストリーPart2:オルタナティブに向けた市民参加・協働の経験
森林を整備する活動を大きく2つに分けると、林業のプロによる事業と地域コミュニティやボランティアなどによる活動があります。このコラムでは、後者の「森林(もり)づくり活動」と呼ばれる非営利の活動を中心に、その歴史を紹介します… 続きを読む »市民による森林づくり活動の歴史
近年、1960-70年代の学生運動やベトナム反戦運動などの「新しい社会運動」を対象とした研究が盛んになっている。その背景として、まずは運動の当事者たちが高齢となり、訃報に接する機会が増えてきたことがある。研究の基盤となる… 続きを読む »「環境運動のパブリックヒストリー」の企画趣旨