日記帳|2003年1月

1月1日(水)

 明けましておめでとうございます。今年もよろしく。
 昨夜は、友だちの家で年を越した。11時過ぎに帰宅し、12時過ぎに、また家を出る。今日は、午後、練馬に住む秀一おじさんの家を訪ねることになっているのだ。
 9年前(だったかな?)におばあさんが亡くなってから、親戚一同が正月に集まるというイベントもなくなってしまった。同時に、おじさん・おばさんや従姉妹と会う機会も、めっきり減ってしまった。しかし、今年の正月は、とくに用事もなかったので、お袋とともに、久しぶりにおじさんの家に行こうということになった。
 そこで、まず、お袋と合流するために、1時前に経堂の実家に到着。すぐにお袋から、お年玉をどうするのかと尋ねられた。一瞬、意味をつかみかねたが、すぐに理解し、苦笑いしながら「学生だからいいでしょ」とこたえた。かつて、親族が集まっていたときと同じ感覚で、練馬のおじさんのところへ顔を出そうと思っていたのであるが、今日、おじさんのところへは、従姉妹の子どもなど小学生以下の子どもが8人も集まる。だから、普通の大人ならば、お年玉を用意するべきところなのかもしれない。貧乏のまま大人になると、うかつに正月に子どもと会うこともできない。
 お年玉について話したりしながら、お袋得意のおせち料理をいただく。黒豆、栗きんとん、サーモン・マリネ。どれも美味しうございました。
 少しお腹を満たしてから、2時前にお袋と2人で家を出る。経堂から新宿に向かい、それから大江戸線に乗って光が丘駅に到着。駅まで迎えに来ていた秀一おじさんの案内で、そこから歩いて20分ほどのところにあるおじさんの家に3時過ぎに着く。
 すでに、秀一おじさんの家族・親族は集まっており、賑やかな様子だった。秀一おじさん、雪香おばさん、従兄弟の直子、敢ちゃんとその家族、研ちゃんの家族、研ちゃんの奥さんの妹の家族。研ちゃんが、北アフリカの小島へ仕事で出かけていて、会えなかったのは残念だったけれど、久しぶりに会う人、初めて会う人ばかりで面白かった。とくに、研ちゃん奥さんと妹さんはフィリピン人なので、会話がタガログ語、英語、日本語のトリリンガルなのも聞いていて楽しかった。しかし、徹夜明けの後、友だちの家に泊まってから来たので、途中から眠くなり、夕方からは掘り炬燵に入って、横になっていた。
 おせち料理をいただくなどして、8時過ぎ、秀一おじさんの家を出る。行きと違って、帰りは練馬春日町駅に出て、そこから経堂の実家に戻る。そして、お袋から、太巻き、黒豆、ハム、羊羹をもらって、12時近くに帰宅する。
 1時45分から、日テレでポール・マッカートニーのライヴを見る。CMが多かったので、ときどきフジでプレミアを見るなどザッピングしながら見た。でも、内容は良かったなあ。ジョージに捧げた「サムシング」と、スタッフのどっきりにポールが感極まった「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」には、熱いものがこみ上げた。すでにDVDが出ているそうなので、まだプレイヤーを持っていないけど、買っておこうかな。

1月2日(木)

 8時に起床。すぐに、友だちから借りたビデオで『Bad News☆Good Timing』を見る。これは、昨年11月だったか、WOWWOWで三谷幸喜作・演出の芝居を三家連続で放映されたものを録ったもの。一幕もののニール・サイモン風ウェルメイド・コメディを、豪華なキャスティング(伊東四朗、角野卓造、生瀬勝久、沢口靖子、八島智人など)で十分に楽しんだ。サンシャインボーイズの芝居はよく見に行ったけれど、最近の三谷さんの芝居は見ていないので、良い刺激になった。毎月1本とは言わないが、1シーズンに1本くらい、まともな芝居を観たいものだ。
 芝居を見終わり、2時間ほど昼寝。目覚めると、箱根駅伝の1日目が終わり、山梨学院大が往路優勝していた。親父に年始の挨拶をするために電話すると、暇なら遊びに来ないかと誘われたので、夕方から外出することにする。
 ラグビー大学選手権「法政×早稲田」を見終わってから、4時過ぎに自宅を出て、4時半、柿生駅到着。ここに親父が車で迎えに来てくれることになっているが、しばらく待っても現れない。電話してみたら、バッテリーが上がっていて、車を出すことができないと言う。駅前でタクシーを拾い、親父の住む団地へ行くことにする。タクシーで団地内に入ると、道路のところまで親父は迎えに出ていた。親父と新年の挨拶を交わし、まずは部屋に行く。そして、少しだけ電子メイルの設定などについて説明して、近くの「すすき野 湯けむりの里」へ出掛ける。
 このクアハウスは、親父の部屋から歩いて5分くらいのところにある。親父はここの常連らしく、会員になっているので、特別価格で入ることができた。中に入ると、露天風呂のほか、四季の湯、ジェットバス、リラクゼーションバス、それにサウナなど、いろいろな種類の風呂を楽しむことができる。長めにサウナに入ったので、結局、1時間半ほど入っていた。風呂から上がり、併設されている食事処で生ビールを1杯飲んでから、施設を後にする。
 風呂から出ると、お腹が空いたので、近くの寿司屋で食事をとる。ここで2時間近くいてから、親父の部屋に戻り、お土産にりんごをもらって、10時過ぎに近くの停留所からバスに乗る。すぐに、柿生駅に到着し、小田急線で自宅に戻る。
 1時から、NHKでカーペンターズを特集したテレビを少し見るが、眠くなったので就寝。

1月3日(金)

 昨日はゆっくりするつもりだったのに、急遽、親父を訪ねることにしたので、ばたばたしてしまった。だから、今日は、ゆっくり過ごそう。こう思って、昼過ぎまでゆっくりしていた。冨山一郎『暴力の予感』を読了。乱暴に言ってしまえば、沖縄におけるポスコロあるいはカルスタであるが、けっこう面白かった。最初はとっつきにくかった序章の「予感という問題」には、予感、症候など、気になる言葉が散りばめられていて、考えさせられた。
 2時頃、友だちから電話が入った。いま、横浜で買い物をしているが、遊びに行ってよいかという電話だった。とくに用事もないので、二つ返事でOKする。が、年末の大掃除もしていないので、あわてて簡単に掃除をする。3時半頃、その友だちがやって来た。
 僕は、他人を家に招くのが苦手だ。理由は簡単。僕の家は、本とCDがあるばかりで、来てもらっても楽しんでもらえないことが確実だからだ。それでも、来るものは拒まないので、お近くにお立ち寄りのときは、声を掛けてください。
 3時半頃、友だちがやって来た。一昨日お袋からもらった羊羹と、昨日親父からもらったりんごを出してもてなす。7時過ぎまでお喋りし、その友だちを駅まで送ってから、オダキューOXで買い物をして家に戻る。
 夕食をとってから、しばらくぼーっと過ごし、1時半頃から、ビデオで三谷幸喜作・演出の『You are the Top』を見る。これは、市村正親・浅野和之・戸田恵子の3人芝居。大人のロマンティック・コメディといったところでしょうか。作曲家役の浅野和之がハマリ役だった。公演寸前に加賀丈史が病気で降板したので、代役として舞台に上がったらしいが、プライドが高い繊細な男をうまく演じていた。これを加賀丈史が演じていたら、どうだったのだろうと想像するのは楽しい。市村正親には、あまり興味ないんだよね。戸田恵子は、勘所を押さえて、そつがない。テレビ等での活躍を、ひそかに応援しています。

1月4日(土)

 11時頃、起床。昨日は4時半に寝たから、朝起きるのが遅くなるのも仕方ない。
 朝風呂に入り、朝昼兼用で豆乳鍋を食べる。昼から、NHKで「秀吉」の総集編を1部だけ見る。織田信長役の渡哲也がかっこ良かった。2時過ぎから、ビデオで三谷幸喜作・演出の『彦馬がゆく』を見る。3時間を超える芝居だったけれど、十分に楽しめた。桂小五郎役の梶原善と近藤勇役の阿南健治は、サンシャインボーイズ時代からやっているので、安定した好演技を見せていた。伊原剛志と坂本竜馬役の松重豊は、長身を生かして大きな演技で迫力があった。酒井美紀は、久しぶりに良いなと思った。小日向文世は、控えめながらけっして折れない性格をうまく演じていた。案内役の筒井道隆も、ほんわかしていて良かった。
 芝居を見終えるとすぐに身支度を整えて、6時頃、自宅を出る。町田の小田急で買い物をしてから、7時頃、友だちの家を訪ね、大槻さんや遠藤さんと一緒に夕食をとる。今夜のメニューは、グヤーシュ(ハンガリーのスープ、グラーシュとも)、シュペッツレ(ドイツのエッグパスタ)、それにドイツ・パンなど。非常にヨーロピアンな夕食であった。

1月5日(日)

 11頃起床。昼食後、テレビで高校サッカー「国見×帝京」をぼーっと見る。国見が先制したのを見て、勝負の行方を悟り、1時半、友達とともに外出。
 相鉄線の西横浜駅で下車し、国道1号線、横浜駅根岸道路、紅葉坂と2キロほど歩き、伊勢山皇大神宮へ。初詣をすませてから、桜木町方面へ出て、ワールドポータースまで歩く。ここで飲み物を飲んで一休みするとともに、雑貨などを見るために館内を歩く。4時頃、ワールドポータースを出て、そこから横浜駅まで歩き、駅の地下で買い物。5時頃、横浜駅を出て、そのまま友達の家に行く。
 夕飯を食べてから、今年の大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」を見る。初回からの壮絶なアクションに、つい目が釘付けになってしまった。西田敏行が出てきて、すぐに死んでしまうようなところが、いつ誰が死ぬともわからない状況を表現していた。チャンネルを変えず、つぎにNHKスペシャル「小澤征爾・魂の響きを伝える」を見る。小沢健二なら聞くけど、小澤征爾は聞いたことがない。それでも良かった。食い入るように見てしまった。ウィーンでのご活躍をお祈りしています。1時頃、就寝。

1月6日(月)

 8時、起床。10時前、研究室に到着。室内が冷え切っていたのでヒーターをつけたが、全然、体が温まらない。仕方なく、コートを着て、マフラーを付けたまま、机周辺の掃除を始める。
 昼過ぎ、「錦」で坦坦麺を食べたら、ようやく体が温まり、やっと室内でコートを脱ぐことができた。沖縄協会から借りてきた本をコピーしたり、図書館から本を借りてきたり、古本屋に立ち寄ったり、生協で本を買ったり、文房具を買ったり。大したことはやっていないのに時間は過ぎる。
 8時半頃、研究室を出て、10時前に帰宅。

1月7日(火)

 11時、起床。久しぶりに佐渡に移住した十文字さんから電話があったので、神奈川森林エネルギー工房の今年度総会のことなどについて話をする。それから、たまっているメイルにまとめて返事を出したら、1時半になってしまった。2時半、研究室に到着。1時間程度、資料整理などをおこなう。4時過ぎ、研究室を出て、大井町線、目黒線、南北線を使い、溜池山王駅で下車。5時、沖縄協会に着き、借用していた5冊の図書を返却。
 7時に渋谷駅で待ち合わせしているが、地下鉄で急行してもつまらない。そこで、バスで渋谷駅まで行く。それでも少し時間的な余裕があったので、久しぶりに大盛堂で本探し。本を2冊購入し、7時前、東急線の渋谷駅改札へ。
 ほどなく、待ち合わせしていた中川さんが現れた。中川さんの希望により、宮益坂をのぼって、ベーグルの専門店「BAGEL&BAGEL」へ行き、そこで神奈川森林エネルギー工房関係の打合せ。8時半過ぎに打合せは終了。9時過ぎ、経堂の実家に到着。夕食を頂戴するとともに、榕樹書林の本をご購入いただく。ありがたや。
 11時過ぎ、実家を出て、12時過ぎに帰宅。2時過ぎ、就寝。

1月8日(水)

 8時、起床。朝風呂と朝食の後、9時過ぎに家を出て、NORAに向かう。10時半に人と待ち合わせしているが、いつもの湘南台経由のルートでは間に合いそうにないので、町田・横浜経由で京急の南太田駅から歩いて事務所に行くと、10時半少し前に到着した。
 10時40分頃、アポを取っていた東大院の野村さんがいらっしゃった。森林の多面的機能に関し、ケース・スタディーを通して、評価手法を確立したいという。自分ではできないかれど、意義のある研究だと思う。しかし、最近の僕は、客観的な評価手法を作るよりも、そうした指標を1つの判断材料として意思決定してゆくことの方に関心があるので、多少、意地の悪いことも言ってしまった。でも野村さんは、すでに環境コンサルタントを10年ほど経験してきたらしく、まだ博士課程の1年生であるものの周辺知識が豊富であり、また現実的に研究をすすめられる方のようなので、僕の挑発には乗らず、自分のやるべきことの焦点をきちんと定めていた。やはり、キャリアがあると人に厚みがある。なんだかんだと1時間半ほど話をしたが、神奈川森林エネルギー工房として協力できることは少なさそうで、ほとんどお役に立てなかったように思う。良い研究を期待しています。
 12時半過ぎにNORAを出て、1時にかながわ県民活動サポートセンターへ。それから6時まで環境情報コーディネーターのアルバイト。今日から、仕事に使うノートPCが新しく替わったので、データを移したり、ネットに接続できるよう設定するなどに時間がかかった。また、3時頃には、環境学習アドバイザーの児玉さんがいらっしゃって、業務上の打合せをしたほか、6時頃には、環境計画課の白浜さんがいらっしゃって、今後発行する予定になっているメイル・マガジンのことなどについて打合せをした。
 6時半、業務は終了。帰り道、三和で買い物をしてから8時過ぎに帰宅。夕食後、橋本治『人はなぜ「美しい」がわかるのか』を読む。枕草子と徒然草の比較など面白いところもあったが、全体的には期待はずれ。というより、自分の期待と著者の企図がずれていたので、楽しく読めたものの物足りなかった。2時頃、就寝。

1月9日(木)

 午前中は、恩田の谷戸ファンクラブの会計としての仕事があるので、11時前に家を出て、玉川学園前駅へ。そこで、待ち合わせしていた高橋さんの車に乗せていただき、東日本銀行奈良北支店で通帳に記帳し、それからモスバーガーこどもの国店に行き、未清算分の領収書をいただく。12時頃、駅まで送っていただき、大学に直行。3時からのゼミに合わせて、1時過ぎに研究室に到着。しかし、今日のゼミは休講となり、気持ちがたるむ。ゼミで読んでいる立岩真也『私的所有論』を読み直していたら、6時過ぎになる。
 リンさんとの何気ない会話から、池ポン、イコマロと4人で焼き肉を食べに行こうという話がまとまり、7時頃、研究室を出て自由が丘の「焼肉屋さかい」へ行く。そこそこ美味しかったけれど、肉の量が少なかったので、早々に切り上げてハシゴすることに決める。8時半頃、清算したら、500円のクーポン券を使ったので、1人1,500円におさまった。おまけとして、店を出るときにもらえるスクラッチ・カードで、カルビ(たれ)無料券1人前をゲット。たぶん使わないだろうから、欲しい人にあげます。「さかい」を出ると、そこから100m離れていないところに別の焼肉屋「ほんき焚」を見つけたので、そこに入る。ここでは、11時近くまで、満腹になるまで飲み食いした。1人当たり3,000円なり。焼肉屋をハシゴしたのは初めての経験だったが、満足度の高い夕食だった。
 12時近くに帰宅。友だちと電話した後、寝る前にテレビを何気なく点けたら、テレビ東京で『里見八犬伝』が放映されていたので、最後まで見てしまった。けっして面白い映画ではないが、中学生時代の頃を回顧しながら楽しむには打ってつけだった。

1月10日(金)

 寝過ぎた。昨夜は4時半に寝たとはいえ、今日きちんと動き始めたのは、なんと夜の9時だった。およそ15時間も寝てしまった。
 起床してすぐに夕食として鶏鍋を食べると、10通のメイルを立て続けに書き、ネットの中をうろうろしていたら日付が変わった。サイトを少しいじくってから、岡本裕一郎『異議あり!生命・環境倫理学』を読了。もっぱらの関心は環境倫理学にあったのだが、役に立ったのは生命倫理学に関するところだった。全体の印象としては、生命・環境倫理学のおおまかな流れを把握するにはよいけれど、それを知っている人には、あまり得るところが少ない本だと思う。倫理学者が、応用倫理学ではなく、フーコー的な歴史社会学に希望を見出して良いのだろうか。

1月11日(土)

 昨夜寝過ぎたために、朝まで起きていた。7時半から1時間半ほど朝風呂につかってから、朝食をとる。しばらくベッドで横になって読書をしていると2時になったので、NHKでラグビー大学選手権決勝「早稲田×関東学院」を見る。もちろん、応援するのは早稲田。2年目の清宮監督が作り上げた今年の早稲田は、これまで学生相手に負けたことがないという常勝軍団だから、きっと勝つだろうと気を楽にして観戦し始める。しかし、さすがに2連覇中の関学は強かった。後半は、個々のサイズやパワーという点で、関学の方が優っているところが目立つようになり、早稲田は防戦一方。それでも、なんとか5点差で関学を振り切り、13年ぶりの大学王座日本一に返り咲いた。おめでとう!(それにしても、自分がなぜこれほどまでに早稲田が好きなのか、さっぱりわからない・・・)
 ラグビー観戦後、外に出て、「Little Tree」でバジル・ペーストを購入。また、三和で買い物をして6時過ぎに帰宅する。昨日と同じく鶏鍋を食べる。食後、眠気に襲われ、9時から12時まで寝る。1時から、少し日記をつけ始めるが、やはり眠くなったので、2時に就寝。

1月12日(日)

 12時過ぎに家を出て、1時45分、桜木町駅へ。待ち合わせしていた友だちと合流して根岸方面に向かい、新杉田駅でシーサイドラインに乗り換えて鳥浜駅へ。今日は、珍しくショッピングを楽しもうと、横浜ベイサイドマリーナへとやって来たのだ。
 アウトレットモールへと意識して出かけたのは、初めての体験であった。自宅からの距離を考えると、相模大野エクサイトワールドマーケットプレイス、南町田グランベリーモール、ラフェット多摩南大沢の順に近いのだけど、一緒に行く友だちの都合もあって、横浜ベイまで来てしまった。しかし、熱烈に買いたいものがあったわけでもなく、とりあえず、こういう場所にわざわざ来てみたかったということなので、2時間ほど探したけれど何も買わず、スタバでお茶だけ飲んで帰ることにした。
 5時前、鳥浜駅からシーサイドラインに乗り、横浜駅で下車。シャルの地下で買い物をして、友だちの家に行く。夕飯を食べ、「柔道嘉納杯」と「武蔵 MUSASHI」を見る。市川新之介の迫力は、画面から飛び出してきそうな勢いがあり、それだけでも見る価値があった。

1月13日(月)

 1時半頃から、友だちとともに散歩する。白根不動、白根神社、旭区図書館などをまわる。図書館では、横浜市内の郷土史を探した。緑区、瀬谷区などは、なかなか面白そうな郷土史を刊行している。町田市との相違などについても興味が湧く。金沢区の郷土史を繙いていると、金沢八景と杉田の梅林を描いた絵を発見した。昨日、訪ねた横浜ベイサイドマリーナの辺りが、かつては江戸の人びとが好んで絵画のモチーフにするような場所であったことが想像される。
 散歩を終えて部屋に戻ると、全国高校サッカー決勝「国見×市立船橋」が終わるところだった。1-0で市船が勝ったことを見届けてから、ランダムに音楽を聴く。これまできちんと聴いたことがなかったレイ・デイヴィス率いるキンクス、レッド・ホット・チリ・ペッパーズに、今さらながら興味を抱く。
 メイルをチェックすると、金沢大の院生から『開発と環境の文化学』を特別価格で購入したいという連絡が入っていた。このサイトを見て、僕の研究に関心を持ち、図書を買うことにしていただいたようだ。こういう関係性が生まれるところに、個人のサイトを設ける面白さがある。

1月14日(火)

 午前中、中沢新一『緑の資本論』を読みおえる。刊行以来、ずっと気になっていたのであるが、朝日新聞の書評で高橋源一郎が昨年のベスト3に挙げていたのをきっかけに買って読んでみたのだ。熱心な中沢ファンではないけれど、この人の書く本は、たいがい好きだ。また、僕がほとんど知らない宗教のことについて考えさせてくれるので、素朴に面白い。
 この本に収められている本文3編は、いずれも9.11同時多発テロ以降に書かれたものである。「圧倒的な非対称」では、非対称の非を悟り、対称性の知性をもういちど呼び覚ますことで、世界を覆う圧倒的な非対称を内側から解体していくことを希望する。「緑の資本論」では、イスラームのタウヒード貨幣論が、キリスト教の三位一体論が必然的に駆動させた資本主義の萌芽を摘むメカニズムを原理的に解明し、そのことをマルクスとともに想起しようとする。「シュトックハウゼン事件」では、両義的な芸術が困難になっている様を浮き彫りにする。いずれも、読後に妙な感慨を覚える文章だった。また、9.11以前に書かれた補遺の「モノとの同盟」も、興味深い論考だった。中沢新一が示すビジョンは、きわめて理想的すぎるのかもしれないが、現実を超える夢を見て未来を構想しようという気持ちを起こさせてくれた。
 12時過ぎ、自宅を出て、1時半に神奈川県庁へ。ここで、現在、パブリック・コメントを募集している新エネルギービジョンの説明会が開かれた。市民ワーキンググループのメンバーからは、佐藤さん、飯田さん、岩本さんがお見えになっていた。会議は、1時半から3時までの予定だったものの、4時半まで長引く。3時に終わったら、それから研究室へ行こうと思っていたけれど、横浜に出ると、すでに5時になっていたので予定を変更。ルミネの上にある有隣堂書店で1時間ほど本を探して、家に帰ることにする。途中、町田の西友の上にあるリブロでも本を探し、三和で買い物をしてから帰宅。

1月15日(水)

 一昨日、図書館に行ったとき、町田・横浜北部の郷土史に興味をそそられた。これがきっかけとなり、今日は自宅にいるときも、午後から研究室に行ってからも、資料をどのように収集するかを考えていた。郷土史は、たいてい発行部数が少ないので、刊行直後に購入しないと入手困難になることがある。また、自費出版されている本の中にも、資料的な価値が高いものもある。こうしたことから、郷土史の収集は、けっこうチャレンジングなことのようだ。
 しかし、いまはネットでものが探せる時代。まずは、とりあえず基本書と呼ばれている資料を中心に、古本として販売されているものをいろいろ探す。探し始めると、八王子、相模原、多摩などにも関心が広がってゆく。面白そうな資料のリストを作成して、とりあえずの作業を終了する。
 7時、研究室を出て、8時頃、藤が丘駅前の養老の滝へ。毎月第三水曜日は、ここで恩田の谷戸ファンクラブの定例ミーティングが行なわれる。久しく出席していなかったけれど、今日は会計の仕事の打合せがあったことから参加した。最近は、スタッフの参加状況がよくないと聞いていたとおり、本日の出席者は、藤田さん、福富さんと僕の3人。2年ほど前までは、たいてい15人ほどは集まっていたのだが。ここでも、人手不足が問題になっている。
 ミーティングは10時過ぎに終了。藤田さんの車で、玉川学園前駅まで乗せていただき、10時半頃に帰宅。

1月16日(木)

 9時半に起床。前向きな気分だったので、布団を干してみた。しかし、いったん干してしまうと、布団をしまうまでは遠出することができない。そこで、ウールのセーターの洗濯に挑戦してみた。
 実は、セーターの洗濯は初めてである。これまでは、すべてクリーニング店に出していた。しかし、難しくないから自分でやった方がいいと友だちから忠告され、今日、初めてトライすることにしたのである。すでに買ってあったエマールという洗剤を取りだし、まずは注意書きを熟読する。暖かいお湯を使わないこと、丁寧に洗うこと、陰乾しすること、この3つを守りさえすれば大丈夫そうだ。そこで、朝風呂に入っているときに、風呂場でやってみることにした。
 風呂桶に水をため、そこにエマールを入れてかき混ぜ、おそるおそる黒のタートルネック・セーターを入れてみる。それから、最初は優しく、次第に少しだけ力を入れて手洗いし、何度も水ですすぐ。これを2度繰り返すと、湯船に入って温まった体が冷えてきたので、再びお湯に浸かり体を解凍。いい感じに温まってから風呂を出て、室内に干してみる。特にトラブることもなくできたが、問題は仕上がりの状態だ。週末に着るときには、どんな風に仕上がっているのだろうか。
 2時に布団をしまい込み、それから大学に向かう。3時半、研究室に到着。今日はなぜか検索モードで、大学のDBを使って、自分の関心分野の図書や雑誌論文を網羅的に探し出し、リストアップした。11時に研究室を出て、12時頃、帰宅。
 イリイチ『コンヴィヴィアリティのための道具』を読む。コンヴィヴィアル(自立共生)に生きるための論点が整理されているこの小論は、教育・交通・医療に関する産業主義社会批判の総論の位置にある。近代化の進展にともない、生活の豊かさを実感できるようになるが、次第に自律性が損なわれるようになり、逆に生きにくさを感じるようになる。こうした流れを「2つの分水嶺」というタームで捉え、第2の分水嶺を越えないような「多元的な均衡」が模索される。そこでは、生存・公正は言うに及ばず、自律的であることが重視される。
 短い論考であり、総論的であるゆえ、非常に射程の長い議論である。個別の論点における深い議論が欲しいが、それは別の著作を読むべきなのだろう。

1月17日(金)

 1時前に家を出て、大和駅、横浜駅経由で京急線に乗り、南太田駅で下車。2時にNORA到着。11月に開催された神奈川県の水源環境シンポジウムについて、記録集を作成す るために、うろ覚えになっているフロア討論と展示・アトラクションの情報を整理する。REPPの情報については、南さんに問い合わせて、データを送ってもらう。4時過ぎから、NORAスタ ッフと打ち合わせ。前田君とは、来月からスタートする予定になっている「かながわ環境インフォメーション」に関して話し合う。また、土屋さんや吉武さんには、最近僕が考えている構 想、たとえば、環境活動資料センターの設立や、市民による里山学構想などについて、意見を述べ合った。
 7時半頃、NORAを出て、横浜駅で買い物してから友達の家に行く。中華風の夕飯を食べた後、週末の夜をまったりと過ごす。1時過ぎ、NHK「にんげんドキュメント」の再放送を見る。今日は、ラグビーのマコーミック選手が取り上げられていた。東芝府中で活躍し、ジャパンのキャプテンも務めたアンガスことマコーミック選手は、現在、釜石シーウェイブスで、残すところ1年しかない現役生活を送っている。
 僕がラグビー・ファンになったのは、小学生のとき新日鉄釜石に魅了されたからである。しかし、かつて7年連続の日本一を成し遂げた釜石は、鉄冷えにともなって弱体化するとともに、企業チームから地域のクラブチームへと姿を変えた。東日本リーグからも陥落し、チームは衰退する一方だったので、復活することは難しいと諦めていた。しかし、釜石最後の日本代表である桜庭が監督になり、アンガスが現役選手としてやってきたことによりチームは生き返り、見事に今年度は下部リーグで優勝することができた。やはり、団体スポーツでは、指導者の資質が重要である。
 この番組を見て、指導者の資質のほかに、ラグビーというスポーツの原初的な面白さ、地域スポーツの可能性などについても再認識した。都会のスポーツジムで、せせこましくちょこまかと運動するよりも、外で目一杯動き回るようなスポーツが身近になると良いだろうな。

1月18日(土)

 日中は、のんびりと友だちを過ごした。6時頃、友だちの家を出て、横浜高島屋へ。ここで、「日本の伝統展」が催されていたので、ちょっとだけ立ち寄ってみた。バイオマス関連では、あけび細工(青森)、いたや楓細工、杉桶樽、大館曲げわっぱ(秋田)、藍染(神奈川)、いちょうまな板(福井)、京葛籠(京都)、高山茶筅(奈良)、すす竹細工(鳥取)、肥松木工(香川)、日田杉下駄、別府つげ細工(大分)などが出展されていた。すす竹の箸を買おうかと思い、財布を取りだしたけれど、最近、出費がかさんでいることを思い出し、ぐっと我慢することにした。でも買わないと、後で悔やまれるんだよな。
 7時前、横浜駅から湘南新宿ラインに乗る。この電車には、1度早く乗ってみたいと思っていた。評判通り、横浜から新宿方向に行くには便利で快適な路線である。あまり使用する機会はないだろうけど。
 7時半、新宿駅で、元どどど企画のメンバーと合流。今日集まったのは、刀根さん、板野さん、松井、ゲル、それに僕の5人。新年会シーズンなのか、駅周辺の店はどこも人が並んでいたので、「鮨の家」というお店に取りあえず入り、しばらく待つことにした。20分ほど過ぎてテーブルに案内されてからも、店内が忙しいようで、メインディッシュのつみれ鍋が出てくるまで30分も待たされた。こんな感じで、店はいま1つだったけれど、久しぶりに馴染みのメンバーと食事できたので良しとしよう。
 帰りの電車の中で、原洋之介『開発経済学』を読む。開発経済学の教科書だが、いろいろ勉強になった。ざっくり言ってしまうと、開発経済学は不完全市場経済学だなというのが印象。市場経済とは不完全なものであると認識して、市場経済の働きと法や社会慣習という制度との相互関係をわかりやすく論じている。だから、発展途上国における取引費用、情報の非対称などが重視され、不完全情報下での経済的合理性が説明される。リーディングリストも詳しいし、入門書としては恰好だろう。
 夜1時、NHK教育で「東京の里山 ~石坂家が残してきたもの」という番組を見る。日野市に残る里山で、自然を生かした農業を営んでいる家族の日常を追ったものだ。2ha余りの田畑・雑木林を使い、25aの田んぼでは自給用に米を作り、畑では100種類以上を作っている。雑木林から落葉を集め、堆肥を作るという、いわば里山的な農業を継続している。番組では、遺産相続の話と農業を始めたばかりの娘の成長を軸にしながら、台風、お盆、米の収穫などの出来事をたんたんと過ごす農家の日常がうまく捉えられていた。段田安則による控えめなナレーションも良かった。
 周囲では里山の自然を生かした農家がいなくなったにもかかわらず、なぜ石坂家は土地を守り、農業を続けてきたのか。この問いに対して石塚さんは、「踏ん切りがつかなかった」と語っていた。番組では、これを「石坂さんさんは、里山の自然を生かした農業を続けたかったのだ」というようにまとめていたが、はたしてこのように言い切ってよいのだろうか。石坂さんの言葉である「踏ん切りがつかない」という言葉には、もっと深い意味があるように思うのだが。

1月19日(日)

 木曜日に洗濯したセーターを着てみた。首を通したときには、心持ち縮んだかなとも思ったが、ちゃんと着てみるとそうでもない。かなり快適である。これで、自宅でもセーターを洗濯する自信がついた。
 12時過ぎに家を出て、町田の高原書店へ行く。ネットで見つけた郷土史の資料を探しに行ったのだが、店頭には置いていなかった。在庫を確認してもらうと、四国の倉庫にあるらしい。このため、当初、購入するつもりだった本は買えなかったものの、ほかにも面白そうな郷土史の本が見つかったので、それを2冊買ってから店を出た。
 町田駅から横浜線、田園都市線、横浜市営地下鉄と乗り継ぎ、2時半、中川駅に降りる。西地区センターに行き、日本の竹ファンクラブのスタッフ・ミーティングに参加。今日は、次年度から始める竹の学校や里親制度(竹取協力隊)のこと、3月から立ち上げるウェブサイトのことなどについて話し合った。
 5時に打合せは終了。すぐに、近くの居酒屋に行き、新年会を兼ねた飲み会へ。平石さんからは、もっとファンクラブの運営に貢献するよう注文された。おっしゃる通りである。
 7時過ぎ、飲み会終了。あまり急いで帰っても仕方ないから、あざみ野駅から、遠回りで武蔵溝ノ口駅、登戸駅経由で帰ることにした。これだと、武蔵溝ノ口から先は通学定期を利用できるので、安く帰れるのである。
 9時頃、帰宅。空きっ腹に飲んだので、頭が痛くなり、2時間ほど横になって休む。1時頃から、テレビ朝日で社会人ラグビー「サントリー×NEC」のダイジェスト版を観戦。これは、本当に素晴らしい試合だった。最近見たラグビーの試合では、間違いなくベスト・ゲームだった。今年の決勝「サントリー×東芝府中」は、好試合が期待できそう。

1月20日(月)

  12時過ぎに自宅を出て、新宿から都営大江戸線経由で本郷三丁目駅へ。ここで降りて、東大に資料を求めに来た。1時半、東大の本郷キャンパスに入り、まずは地理の図書館へ向かう。かつての図書館は場所が移動し、さらに、地理と地質の図書館は合併され、司書の吉田さんもいなくなっていたので、出身大学なのにまったく他人の部屋に来たような感じだった。ここで資料を借りると、次には東洋文化研究所へ行き、さらに総合図書館と社会科学研究所にも行き、今日集めたかった資料を一通りコピーすることができた。
 東大での資料集めを終え、大江戸線、三田線、目黒線、大井町線と乗り継いで研究室に戻る。コピーしてきた資料を整理するなどして、9時過ぎに研究室を出る。帰りの途中で、武蔵小杉の東急ストアで買い物をしてから10時半に帰宅。

1月21日(火)

  飽きもせず、朝食に豆乳鍋を食べ、シャワーを浴びていたときチャイムが鳴った。出てみると郵便物の配送だったので、体を濡らしたまま慌てて着替えて荷物を受け取る。1つは古本屋に注文していた図書3冊、もう1つはある大学の公募に申請した書類一式だった。結果は不採用だった。まだ審査付き論文を書いていないので、当然の結果だと思う。今の調子だと、これから最低でも1年間は、研究でお金が得られるようにならないだろう。4月以降は、毎日、アルバイトをやらないといけなくなりそうだ。
 12時頃、家を出て、郵便局で古本屋にお金を振り込む。1時半、研究室に到着。久しぶりにゼミに出席し、カケコさん、池ポン、リンさんの発表を聞く。ゼミの終了間際、矢野先生と助手の粒来さんが、来年度、東工大を出ることを知る。今年度をもって、沖縄プロジェクトは終わるし、博士課程も3年目が終わって奨学金が出なくなるし、矢野先生がいなくなるなど研究室の環境も変わる。4月からの自分は、どうなるのだろうか。まだ予想はつかないが、大きく変わらざるをえないことだけは確かだ。
 7時半頃、研究室を出て、9時に帰宅。1時間ほど、メイルをまとめて書いてから、豚バラと大根の煮物を作る。これって、ときどき食べたくなるんだよね。友だちと電話し、深夜から「らびっとにゅうず」の編集・発行。ほかにも作業をしていたら朝になった。7時過ぎに就寝。

1月22日(水)

 10時半に起床。12時前に家を出て横浜のかながわ県民活動サポートセンターへ。1時から環境情報コーディネーターのアルバイトを始める。
 相談者は現れなかったものの、情報サポート課の名生課長やアドバイザーの川端さんらと話し合う時間が長かった。1時半からは、2階で基金21協働プロジェクトのプレゼンテーションが行なわれ、知り合いのNPOが3団体も関わっていた。結果は上々で、NORAの事業継続が決まるとともに、佐藤さんのソフトエネルギープロジェクトと北村さんのMICかながわ(多言語社会リソースかながわ)は、来年度から協働プロジェクトをスタートさせることになった。おめでとうございました。
 5時、プレゼンを終えて前田くんが現れ、続いて環境計画課の白浜さんがやって来て、来月から発行するメイルマガジン「かながわ環境インフォメーション」について協議した。事前にメイルで話し合っていたので、スムーズに打合せは終わるだろうと予想していたが、詰めの甘い部分が出てきて、8時頃まで話を続けた。白浜さんによれば、このメイルマガジン発行事業は課長の期待が大きいらしく、記者発表されるらしい。あまりいい加減なものは作れないというプレッシャーがかかる。
 打合せを終え、町田の西友で買い物をしてから帰宅。夕食後、友だちと電話していると、僕が携帯電話を持たずに外出したり、持っていても着信に気付かないことが多いことをめぐって、少しトラぶる。なかなか携帯電話社会には適応できなくて、済みません。

1月23日(木)

 9時半に起き、食事をとってから朝風呂。今日は、夜に神奈川森林エネルギー工房のバイオマスサロンがあるので、その準備として資料を作らなければいけない。先月のバイオマスサロンは、NORAサロンの後にやるはずだったのが、当日の進行がそのような方向に行かなかったので、お流れとなった。だから、今日は2ヶ月ぶりの打合せとなる。今年度の総会が近いこともあって、資料作りに手間取り、3時過ぎまでかかってしまった。このため、3時から始まる土場研のゼミには出席できなかった。それでも、資料を大量にプリントアウトする必要があるので、4時半過ぎに大学へ行き、打合せ資料を印刷した。
 5時過ぎ、研究室を出て、6時にかながわ県民活動サポートセンターへ。すでに、土屋さん、佐々木さん、斎藤さん、前田くんが集まっていたので、さっそくバイオマスサロンを始める。いつもは、活動報告に時間をかけるのだが、2月に総会を控えているので、今年度の事業計画について時間をかけて検討した。事前に、斎藤さんが事業計画案を作されていたので、それをたたき台に議論することができた。やはり、会議を円滑に進めるためには、事前の準備が大切である。
 打合せ終了後、佐々木さんと辻本さんと3人で、近くの居酒屋で食事をして、11時前に横浜を出る。帰りの電車の中で、赤坂憲雄ほか『いくつもの日本IV さまざまな生業』を読む。今日の生業研究の水準を知るには、恰好の書だと思う。さまざまな生業の中に、人と自然との多様なかかわりを見ることができる。ブックガイドやアクセスガイドも充実しているので、この本を出発点として、さらに学習を深めることもできそう。

1月24日(金)

 12時前に家を出る。1時半、NORAに到着。部屋には吉武さんのほか、珍しく宮地さんもいた。宮地さんは沖縄好きなので、久しぶりに八重山の話で盛り上がった。宮地さんが仕事を終えてNORAを出ると、吉武さんと2人になったので、互いの近況を報告しあった。吉武さんは、相変わらず体調が優れないようで、自分のやりたいことがほとんどできていないようだ。NPOのスタッフという職業は、薄給でも仕事が面白いから続けられるようなものだから、今の吉武さんの状態は、本当に気の毒に思う。1日も早い回復をお祈りするばかりだ。
 5時頃、土屋さんと前田くんが打合せから戻ってきた。さらに、仕事を少しだけ残していた宮地さんも戻ってきたので、5人でお茶を飲みながらフリー・トークの時間となった。里山をフィールドとして、どのように収益事業を成功させるかなど議論した。
 8時近くになったので、吉武さんと一緒にNORAを出て、蒔田駅近くにある「変な洋食屋」で夕食をとることになった。店名がユニークなので、1度は入ってみたいと思っていたけれど、実際に入ってみると、かなりまっとうな洋食屋さんである。僕は、パンの中にクリームソースのスパゲッティが入った「変なスパゲッティ」を食べた。
 11時近くに帰宅。その後、友だちと長電話したり、なんのかんのと時間を潰していたので、就寝は4時半。

1月25日(土)

 11時に起床。風呂に入り、鶏鍋を食べて、1時過ぎから「武蔵」の再放送を見る。実は、これまで1度も大河ドラマを連続して見たことはなかったのだが、今回はとりあえず3回目まで続けて見た。明日も見ることは確実なので、最低でも連続4回までは見ることができる。はたして、最終回まで続けて見るのだろうか。
 2時からは、ラグビー社会人大会決勝戦「サントリー×東芝府中」をテレビ観戦。前半までは拮抗していたが、後半に入って徐々にサントリーが地力を発揮していったので、最終的には完勝というかたちになった。試合内容はけっしてつまらなくはなかったけれど、どちらかのチームを応援しているわけではないので、ワセダの試合を手に汗握って見守るような緊張感はなかった。試合のレベルが高いことと、試合を面白いと感じることは、あまり強く相関しない。今日の決勝戦は、日本ラグビーの最高の試合であったはずなのに、会場に足を運んだ観客は意外なほど少なかった。企業スポーツの限界を感じる。Jリーグと同じように、地域にラグビークラブを育てていくことを考えるべきだろう。
 5時半に家を出て、6時半に友だちを訪ねる。夕飯に、一緒にきりたんぽ鍋を食べた。今日は、朝も晩も鍋だったけれど、鍋好きなので、その辺は気にならない。1時過ぎから、高原のブンデスリーガデビューとなった「ハンブルガーSV×ハノーバー」をテレビ観戦。前半は、ハンブルガーSVがチームとして機能していなかったので、高原はほとんど仕事ができなかった。試合のレベルも低く、面白みにかけたことから、後半戦はほとんど寝てしまった。しかし、気付くと、いつの間にか0-2から2-2に追いついていた。高原も同点ゴールに絡んだらしいが、ほとんど夢の中で見たので記憶にない。

1月26日(日)

 市民団体の打合せは、たいていは平日の夜に設けられ、休日は実践的な活動にあてられることが多い。しかし今日は、珍しく日曜日の朝に打合せがあった。
 横浜のかながわ県民活動サポートセンターに行き、10時から第1回けんけん(かながわNPO協働ネットワーク)活動会議に出席する。けんけんとは、NPOの活動実績を生かした分野横断的な総合学習支援サイトの有効性、実現可能性について有志が検討を始めたのがきっかけとなって、2001年4月に発足したネットワークのことで、今年4月からはポータルサイト「けんけん総合学習支援サイト」を立ち上げる予定だという。今日集まったのは、けんけんのメンバーと、このサイト作りに関わる運営委員、それに協力団体のメンバーで、僕は協力団体の1人として参加したのだった。参加者は、サイト開設準備事務局の原口さんと野村さんのほか、国際理解ユニットからは、草の根援助運動の武中さんと大山さん、環境ユニットからは、NPObirthの佐藤留美さん、ソフトエネルギープロジェクトの佐藤一子さん、緑のダム・北相模の金児さん、グリーン相模原ネイチャーゲームの会の竹之内さん、システムユニットからはマーヴィンズの浅見さん、NTT東日本の小池さんが集まった。
 議論は、春には立ち上げようとしている総合学習支援サイトの内容が、そもそもどのようなことを目的としているのかという基本的なイメージを共有化する作業に終始した。すでに、コア・スタッフの間では了解済みだったことが、僕ら初参加組には共有されていなかったので、話し合ってもすれ違うことが多かった。それでも、2時間あまりにわたって議論し、課題が明確となったので、次回の打合せからは、今日よりも円滑に進むだろうと思う。
 12時半頃、打合せ終了。初めて顔を会わせたメンバーが多かったので、一緒に昼食をとることになった。竹之内さんが、横浜市民活動支援センターの山田さんと知り合いだったり、原口さんが前に勤めていた会社と一緒に仕事をした経験があったりすることがわかり、あらためて世界が狭いことを実感した。昼食中は、隣りに座った武中さんがインドの山岳少数民族の支援に関わっているというので、その現状を伺うことができて有意義だった。
 昼食後、横浜駅周辺の買い物をして、3時半頃、友だちの家に行く。眠かったので、横になって休ませてもらう。8時頃、夕食をとろうとしていたら、太田さんがいらっしゃったので、一緒に食卓を囲むことにする。9時半過ぎ、太田さんは帰り、10時からBSで「武蔵」を見て、就寝。

1月27日(月)

 8時半頃に起床し、11時頃から活動し始める。返事を出していないメイルがたまっていたので、一気に10通以上のメイルを書いて送る。そのうちの数通は、ご機嫌斜めのメイルであった。
 これまで、このサイトを通じて、『開発と環境の文化学』への注文が2件あった。このこと自体は、サイトによる宣伝の有効性を示しており、こうしたサイトを作っていて良かったと思えた。しかし、いざ郵送の手続きをとってみると、注文者とメイルで連絡が取れなくなって困ってしまった。1冊7,500円なので、2冊分が回収できなくても、かなりの痛手である。やはり、ネット販売には、十分な注意が必要なのだろうか。ネットで注文した古本の在庫確認メイルも届かないし、最近は思った通りに事が運ばないことがいくつかあるのでいらつく。
 午後、先週木曜日に開いたバイオマスサロンの議事録を作ったり、2月7日に開催する神奈川森林エネルギー工房の定期総会の案内状を作るなど、地味な仕事をこなし、5時半に家を出る。7時、渋谷駅で中川さんと待ち合わせ。エクセルシオールに行き、エネルギー工房の活動を表現するイラストについて、描いてきてもらった絵を見ながら議論する。8時半、打合せ終了。9時半、帰宅。友だちから教わったキャベツとベーコンの重ね焼きという料理を作って、夕飯として食べる。2時半、就寝。

1月28日(火)

 先週から定期券を切らしている。来月、1週間ほど八重山に行くので、定期券を買っても無駄になると思い、購入を控えているのだ。いきおい、大学へ行こうとするインセンティブはないので、自宅で作業することになる。
 8時半、起床。最近、朝食はクラコット&クリームチーズに決めている。これを食べたほか、納豆を食べ、野菜ジュースを飲み、ココアを飲み、これを朝昼兼用の食事とする。今日の日中の作業は、恩田の谷戸ファンクラブの会計処理。今夜、会計監査と会うことになっているので、それまでに昨年度の決算書と今年度の予算書を仕上げないといけない。かなり手間取ったので大きく時間をロスしたが、なんとか日が暮れるまでには作業を終える。
 会計の仕事の合間には、ネットサーフィンして気分転換する。ネットで古本屋を巡り、マイナーな郷土本を探すのが、最近の趣味となっている。これは、けっこう楽しいけれど、掘り出し物を見つけて買おうとしても、財力が不足しているので諦めることが多い。それでも、いつかお金が手に入ったら購入しようと思っている本はリストアップしており、その数は数十冊に及んでいる。これらをまとめて買う日は訪れるのだろうか。
 7時45分、玉川学園前駅に行き、高橋さんの車に乗せていただき、モスバーガーこどもの国店へ向かう。しばらくすると、会計監査の須藤さんがいらっしゃったので、会計処理のチェックをしていただく。監査上は、ほとんど問題がなかったものの、小さな修正点が見つかったので、週末に開かれる総会までに直すことになった。
 9時半頃、打合せは終了。高橋さんに自宅の近くまで送っていただき、10時前に帰宅。夕食は定番の豆乳鍋。食後、会計の最終確認を行ない、3時過ぎに就寝。

1月29日(水)

 10時過ぎに起床。朝から一人鍋に舌鼓を打ち、朝風呂に入る。お昼近くになってから、今月末が申込みの締切となっている(財)消費生活研究所の助成金の申請書を作り始める。調査研究のテーマは「市民による里山学」にした。
 僕は大学院のマスターのときから、市民参加型の里山保全活動に強い関心を抱いていた。1990年代に入ってから急速に広がったこうした活動を、一方では高く評価しつつも、他方では批判的に見続けてきた。僕は、現在の里山ボランティアにかかわる問題点を3つに整理できると思う。すなわち、何のための里山保全なのかが明確でないこと、里山のバイオマスを利用する出口が開拓できていないこと、行政主導型(?)のボランティア活動が増加していること、である。これらは、一気に片付けられる問題ではないものの、きちんと腰を落ち着かせて考えてみたいイッシューである。こうした考えから、NORAの研究員として助成金の申請書を書いてみたのだが、なかなかパスするのは難しいから、あまり期待しない方がよいだろう。
 5時過ぎに自宅を出て、横浜へ向かう。6時半、かながわ県民活動サポートセンター801にて、ストップ温暖化ネットワークの打合せに出席。県からは、いつもどおり環境計画課の堀川さんと深川さんがいらっしゃったほか、ゲストとして科学技術振興課の吉田さんと小泉さんもお集まりになった。特に差し迫って決めなければいけない事項がなかったので、科学技術振興課から「かながわ新エネルギービジョン」の説明があり、佐藤さんと環境計画課からは、現在採択に向けて協議がすすんでいる「新アジェンダ21かながわ」の策定経過について説明があった。僕も、新エネビジョンの策定に関わったことから、特に木質バイオマスエネルギーの国内先進事例などについて報告した。
 9時に打合せは終了。その後、佐藤さん、芦立さん、羽角さんと4人で、近くの居酒屋に行き、夕食を取りつつ情報交換。今日の収穫は、羽角さんら高校の先生によって構成されている「新しい環境学習をつくるネットワーク」が、バイオマス(エネルギー)に関する環境学習プログラムを僕らと一緒に考えるという約束を取り付けたことだった。これで、神奈川森林エネルギー工房が今年度力を入れようとしている環境教育分野について、強力なパートナーを得たことになる。
 10時半過ぎにお開きとなり、帰宅は12時頃。それから、メイルを書いたり、調べものをしたりして、4時過ぎに就寝。

1月30日(木)

 10時半に起床。椅子に座り、作業に取りかかったのは12時過ぎ。とりあえず、昨日、助成金申請のためにワープロ上でまとめあげた調査研究の内容を、そのまま申請書に清書する。普段、字を書くことが少ないので、こういう作業は大の苦手だ。字が汚いので、読みにくい書類となってしまった。
 申請書を仕上げてから、横浜環境保全活動賞(市民の部)の応募書類を半分ほど書いたところで3時を回ったので、自宅を出て横浜へ向かう。4時半、かながわ県民活動サポートセンターに到着。しばらくすると、NORAのスタッフ3人も集まり、フリースペースで打合せ。今日は、僕から里山学について構想を話したほか、新治の公園づくりについて意見を交わした。途中で吉武さんは抜けたが、その後も8時近くまで話し合った。
 横浜駅で、土屋さんと前田くんと別れ、ルミネの上にある有隣堂に行き、本をながめる。1時間ほどぶらぶらして、2冊の本を購入。相鉄線経由で自宅に戻ったら10時を回っていた。
 帰宅してメイルをチェックすると、このサイトを通じて『開発と環境の文化学』を購入していただいた方から、代金を振り込んだというメイルが届いていた。2週間以上も連絡が取れなくて困っていたが、無事にお金を回収できたので安心した。それだけでなく、いただいたメイルには、僕が3年前に学会で発表した内容について関心があるということも書かれており、だいぶ勇気づけられた。吉川さん、図書のご購入、および暖かいメイルをいただき、ありがとうございました。
 夕食後、昼間の作業を続けて、環境保全活動賞の応募書類を書き上げる。届いた朝刊を読んでから寝たので、また就寝時間が3時過ぎになってしまった。

1月31日(金)

 ここのところ、寝るのが遅いので、起床時間も遅い。あまり良いペースではないが、これもこれで悪くない。今日も10時過ぎに起床。朝食後、消費生活研究所に送る助成申請書を最終確認し、一部修正を入れる。手元に封筒がなかったのでダイソーで購入し、それから郵便局に行って申請書を送る。
 家に戻り、鞄の中身を整理していたら、間抜けなことをしていたことに気付く。昨日、有隣堂で購入した本を、今朝、大学生協の書籍インターネットサービスで発注してしまったのだ。サイトをよく読むと、発注後のキャンセルは受け付けられないというので、買ってきた本の方を返品してもらったほうが良さそうだ。なんてバカなんだろう・・・。
 中村慎吾『里山学入門』を読む。この本は、里山研究会のウェブサイトで存在を知り、ネットを通じて購入したものだ。里山関連の本は、すでにかなり読んできたので、それほど内容的には目新しいものはなかったけれど、里山を「食いものにする」ことの重要性をあからさまに主張しているという点が、この本に類書と異なる特徴を与えている。広島県総領町里山宣言に「里山は眺めるものでも懐かしむものでもない。里山を食いものにしよう。人がそこで豊かに生きていかなければ里山は守れない」という言葉があるということを知っただけでも、十分に1,310円(本代1,000円+郵送料310円)の価値があったように思う。また、里山の文化に関わるブックガイドが充実しているのも嬉しい。。
 7時過ぎに自宅を出て、町田のデパ地下で買い物をしてから、9時に友だちの家を訪ねる。一緒に、キムチ鍋を囲み、残ったスープで雑炊を食べる。モランボンのキムチ鍋スープは、けっこういける。
 メイルをチェックすると、返事を書き損ねていた友人から、インフルエンザにでも罹っているのではないかと心配しているというメイルが届いていた。もちろん、風邪も引かずに元気に過ごしている。しかし、、少し長めのメイルをもらったものだから、いつにも増してきちんと返事を書かないとと変なプレッシャーを自分にかけてしまい、結局、書けないまま今日を迎えてしまったのだ。やはりメイルは、もらってから、そう日が経たないうちに書くべきだろう。

TOP(日々の表現)雑記日記(2001/2/8-2003/8/25)

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