日記帳|2002年6月

6月1日(土)

 午後、『ますますバイオマス!』の出版案内を、神奈川森林エネルギー工房のMMと電子DM、バイオマスエネルギー関連MLに送ってみる。すると、夜までに7件14冊の購入申込みがあった。なかなか反応は良いようだ。でも、在庫は数百冊もあるからなあ。誰かまとめて、50冊くらい買ってくれないものだろうか・・・。
 今日は、日本でのW杯初試合「カメルーン×アイルランド」があった。そんなに強く観たいという気持ちがあったわけでもないのに、しっかり最後まで試合観戦。もう、すっかりW杯にはまってしまったようだ。だから、夜の「ドイツ×サウジアラビア」にもチャンネルを合わせたのだが、これはサウジが弱すぎて、試合にならなかった。ドイツが2点取った時点で勝負は決まったので、前半の途中で観るのをやめた。
 夕食に、麻婆茄子を作ってみた。挽肉、茄子、ピーマンを炒め、調味料に麻婆茄子の素を入れればできあがり。やはり、「○○の素」があると、○○を作るのはたやすい。しかし、たいてい「○○の素」は数人分として用意されているので、1人分だけを作ろうとすると問題が生じる。カレーやシチューならば、まとめて作って冷凍しておけば良いのだろうが、炒め物の場合はそうはいかない。「○○の素」を何回かに配分して使うことが求められる。そういう細かい計算をしながら、料理を作るのは面倒だ。独り暮らしで自炊すると、こういう問題は必ず生じる。料理は、せめて2人分を作りたいね。
 夜、弟からメイルが届いた。9月に行く北海道旅行の行程について調べた結果を知らせてくれた。これまでのやり取りの結果、最終的にはニセコおよび支笏湖周辺の山と温泉巡りをすることになりそうだ。過去の北海道旅行は、最高度に満足したので、今回も楽しみだ。
 深夜、ネットサーフィンをしていたら、NHK「ふるさと日本のことば」のサイトに、面白いものを発見した。沖縄県→弾圧された言葉とアクセスすると、なんと、内盛荘の「お父さん」の写真がアップされているじゃないか。しかも、リアル・プレイヤーで声も聞こえる。「ついぽこって出るときがあるんだよ。だと、『お前方言やった』ってはかされるんだよ。そうなると、自分もまた、方言やる人探して、この人にやるまでは、自分もまたぶら下げておかんといけないわけだよ。」紛れもない「お父さん」の声だ。また、八重山に行きたくなったのは言うまでもない。

6月2日(日)

 午後1時過ぎ、中山駅へ。駅の改札を出てロータリー側に出ると、すでに待ち合わせの相手・浅海さんが軽トラックでいらっしゃっていた。
 神奈川森林エネルギー工房では、先月から出前サロンなるものを始めた。これは、今年の冬まで、勉強会形式で行なっていたバイオマス・サロンの実践編といえるようなものだ。すなわち、県内のフィールドに出向き、実際にフィールドで活躍されている方々とともに、バイオマス利用の実践活動を目指しながら考える機会を設けようと始めたものである。とはいえ、出前に行くフィールドの選定は始まったばかり。先月25日に赴いた藤沢市の「健康の森」以外には、まだ何も決まっていない。
 そんなとき、バイオマス・サロンにも参加されており、バイオマスのエネルギー利用に積極的な浅海さんが、県立三ツ池公園で市民参加型の公園づくりにかかわっていると聞き、今日はその状況を伺いに中山まで足を運んだのだ。
 車で案内された場所は、浅海さんが週末農業を楽しんでいる田んぼであった。しかし、普通の田んぼとはちと違う。イネの不耕起栽培を行なっているのだ。
 不耕起による米づくりの現場を見たのは、今回が初めてだった。見慣れた水田の風景とは全く違う。ぱっと見ただけでは、単なる休耕田のような田んぼに、衝撃を受けた。
 その浅海さんの田んぼを見ながら、用意していただいたレジャー・チェアーに腰を下ろし、三ツ池公園の公園づくりについてヒアリングを行なった。聞いた限りでは、公園内でのバイオマスエネルギー利用は難しいようだったが、せっかくの機会なので、8月に出前サロンを行ないたいと伝えた。人がフィールドに出会うこと、人と人が出会うこと、こうしたことが新しい何かを産むような気がする。そういう可能性を、僕は追い求めているのかもしれない。
 3時を過ぎて、にわか雨が降ってきた。それをきっかけに話をまとめて、すぐに中山駅まで送り届けていただいた。僕は、せっかく外に出ているので、研究室まで足を伸ばそうと思い、横浜線の上り電車に乗り、菊名駅で東横線に乗り換えた。
 4時過ぎ、研究室に到着。ちょうど、「アルゼンチン×ナイジェリア」の試合が、1-0で決着がついたときだった。いくつかダウンロードしたファイルを印刷し、たまっている郵便物に目を通すなどしていると6時になる。僕の隣の研究室にはテレビがあるので、そこで「イングランド×スウェーデン」を見る。
 帰宅後、例によって明け方まで起きていると、キノピーからメイルが届いた。そこには、フランスで撮影したデジカメの画像が添付されていた。なんてことはない風景だったけど、見ていると気分が軽くなった。

6月3日(月)

 先週末に、神奈川森林エネルギー工房の出版物案内を出したのが功を奏し、続々と注文のメイルが舞い込んでくる。嬉しい悲鳴というやつだ。実際、1人ひとりの注文に合わせて郵送する作業は、けっこう手間である。この作業には、これまでも時間が潰されてきたが、なんとか肉体労働でこなしてきた。しかし、今回はメイルの数が大量なので、作業の効率化を図る必要がある。そこで、データベースをフルに活かして、宛名印刷はもちろん郵便振替印刷なども行なえるように、ああでもない、こうでもないと試行錯誤してみた。が、今ひとつaccessを利用しきれなかったためか、あまり省力化にはならないみたいだ。データベースソフトは奥が深いから、使いこなすのは至難の業のようだ。
 8時から、「イタリア×エクアドル」を少し見る。でも、試合を少し見て、イタリアは堅実で負けるとは思えない。だから、イタリアが2点目を取ったとき、これで勝負は決したと判断し、テレビ観戦をやめる。
 前に働いていた会社の人から、木質バイオマスのエネルギー利用について、メイルで問い合わせがあった。面白いことに、神奈川森林エネルギー工房の活動を始めてから、前の会社との接点が大きくなっている。どうやら、最近になって木質バイオマス関係の仕事がコンサルに回ってゆくようになったようだ。この分野で真剣にやってゆけば、十分食っていけるだろう。でも、食うために活動を行なうようになると、それは面白くなくなる。こうやって、副業的にかかわるのが最も楽しく、木質バイオマスと付き合えるのかもしれない。
 メイルでの問い合わせに対しては、わかる範囲のことを丁寧に答える。このとき、メイルを書くということに対して、妙な集中力が高まったので、続けざまに長めのメイルを2通書いた。その後、神奈川森林エネルギー工房のサイトを更新する。サイトから直接、出版物の申込みができるようにしてみた。この作業を終えるまでに、えらく長い時間を食った。メイルを書くのに集中しすぎたのか、小さなバグを取り除くのに4時間ほどかかってしまった。でも、思い通りにできたので、とりあえず満足。

6月4日(火)

 いよいよ、である。W杯の初戦が行なわれる日である。もう、朝からそわそわして仕方がなかった。こういう落ち着かないときに僕がやることといえば、買い物に行き、料理を作って食べること、そして、音楽を聴きながらメイルを書くことである。
 昨日、問い合わせのあった前の会社の人から、今日も質問メイルが届いた。これにも丁寧に返事を書いた。まじめにメイルを書くと、心が静めるので良い。でも相手は仕事でやっているのに対して、こちらは完全なボランティアである。いつか相談料を請求してやろう、なんてことを思ったりする。が、まあ、そういうビジネスライクな関係になってしまうと、面白くないからねえ。
 昼過ぎ、友だちからメイルが届き、80年代の音楽を延々流しているネットラジオを紹介してもらった。これが、なかなか良いのだ。最初に聞こえてきたのが、Cyndy Lauperの”Time Afthe Time”。さらに、Human LeagueやCeap Trickなど懐かしいバンド名。The BugglesのVideo Killed The Radio-Starが聞こえたきたときには、さびの部分を一緒に歌ってしまったよ。80年代とは、ほぼ僕の10代と重なる。もっとも多感なときだ。洋楽を聴き始めて、最も熱心に聴いた時期でもあった。だから、誰が何と言おうと、僕は80’sの音楽を支持し、80’sのカルチャーを支持してしまうのだ。
 前置きが長くなった。今日は、「日本×ベルギー」戦のことだけ書けば十分であった。結果は、2-2の引き分けだったが、試合内容は最高にスリリングだったと思う。やはり、本番にかける選手の意気込みは鬼気迫るものがあった。局面でブルースは必死に戦っていた。戸田がファールを取られたシーンや、鈴木が得点を決めたシーンなどでは、スローVTRの中に、選手の気迫が十分すぎるほど表現されていた。試合展開を冷静に分析すると勝てたはずだとか言う人もいるのだろうが、真剣に戦うことの格好良さを感じることができて大満足。男子校出身だからなのか、かっこいい男には弱いのです。あれ、普通は逆か。男子校出身だと、かわいい女に弱いのか。たしかに、そういうところもある。でも、かっこいい女にも弱いなあ。

6月5日(水)

 昼過ぎに家を出て、1時半、NORAに到着。今日は水曜日なので、これまでは神奈川県の環境情報コーディネーターの仕事があったが、今週からはNORAの前田くんと隔週で受け持つことになっている。そして、今日は前田くんの当番なのだ。
 NORAに着くなり、家に溜め込んであった木質バイオマス関係の書類を持って行き、キャビネット内に整理。その後、神奈川森林エネルギー工房のロゴを描くようお願いしていた勝野さんから、ロゴ(案)を7つ見せてもらう。協議の末、その中から2つをロゴ候補作とし、ネット投票にかけることにした。ほかには、県との協働事業について土屋さんと打ち合わせたほか、最近4日間に注文があったエネルギー工房の出版物を約20部、郵送する準備を行なった。
 8時頃、帰宅。味付けの仕方がよく分からないまま、適当にレバニラ炒めを料理して、これを食べる。食後、勝野さんからいただいたロゴ候補作をネット投票にかけるために、サイトを更新する。ところが、この作業に思いのほか時間がかかってしまった。IllustratorとPhotosyopを使って、ファイルを変換したり、背景を透明にしたりという、後から考えればなんてことはない作業量のはずなのに、4時間も試行錯誤してしまった。その後、ネット投票できるようにするまでもけっこう手間取り、明け方に就寝。やはり、誰に頼ることもなく、初めてやることを一人でやるのには時間がかかる。

6月6日(木)

 来週末、横浜駅西口で「環境にやさしい暮らし」展というイベントがあり、ここにパネルを展示することになっている。そこで午後は、パネル作りに専念した。もちろん、昨日いただいたロゴ候補作は、パネルの中で効果的に利用するよう心がけた。
 夕方、『通販生活』を出しているカタログハウスから、ペレットストーブについて問い合わせがあった。どうやら、ストーブの販売店や輸入代理店と間違われたらしい。だから、普及啓発のために、ストーブの燃焼実演を行なっていると話したら、すぐに興味は失せてしまったようだ。
 ところで、昨日、NORAで仕事をしているとき、事務所が近くにあるファイバー・リサイクル・ネットワーク(FRN)の竹内さんと話す機会があった。FRNでは、ジーンズを裁断したときに生じる切れ端を使ってバッグを作っており、そのことを取材した記事が『通販生活』に掲載されたため、最近、記事を読んだ人からの問い合わせがあるということだった。竹内さんとの会話によって、『通販生活』に載れば、少々高めであってもエコ商品ならば売れるかもしれないと思ったところだったので、カタログハウスからの電話には驚いた。まあ、今の段階でペレットストーブを広く宣伝することには、メリットよりもデメリットの方が大きい気がするけれど。
 7時半、関内にある中小企業センターに行き、NORAサロン「建具屋の木(気)持ち~木を見て森を見る」に参加する。今晩のサロンは、神奈川県建具組合の人から、現在の建具屋を取り巻く現状などについて話を聞くというものであった。しかし、1時間遅れで到着したため、会場に到着したときには、すでに建具屋さんの話は終わっており、参加者による自己紹介が行なわれていた。あらら。1時間半ほどサロンに参加したが、自分たちが行なっている活動との接点をどのように見出すか不明なまま終わってしまった。
 サロン終了後、会場に集まっていた知り合い10人ほどとともに、近所のイタリア料理店で夕食をとる。終電で帰宅し、届いていたメイルに返事を書いてから就寝。

6月7日(金)

 八重山調査の結果をレポートにまとめるという作業を、ずーっと引き延ばしてしまっているので、今日こそは着手するぞと意気込んでみるが、なぜか他のことに時間を費やしてしまう。昨日のサロンのとき、建具屋さんが作った寄せ木細工のようなものを200円で購入した。今日は、これを組み立てるのにやっきになってみたが、結局、完成形を作ることができなかった。たかだかパーツは6つしかないので、そんなに難しい細工ではないと思うのだけれど、いくらトライしてもできないのである。
 夕方、買い物に出掛ける。最近、よく買うものとして、水に通すだけですぐにたべられる饂飩がある。茹であげてから、すぐに冷水に通す方が腰があって、美味しいに違いないのだけれど、炭水化物を摂ろうと思ったときにすぐに摂取できるのが強みである。しばしばお世話になっている。
 夜8時半から、「イングランド×アルゼンチン」を観戦。その後、レポートを書く作業に取りかかるが、2時には睡魔が襲ってきたので床に横になって一休みしたら、そのまま朝まで起きなかった。

6月8日(土)

 今日は、恩田の谷戸ファンクラブのビッグイベントの1つ、田植えの日だ。昨年、一昨年と、田んぼを借りられなかったので、3年ぶりの米づくりである。まずは、こういう日を迎えられたことについて、田んぼを借りる交渉に当たっていただいた高橋さんらに感謝したい。
 僕は、自分でも理由がわからないけど、田植えという作業が好きだ。たぶん、子どもが泥遊びするような感覚なのだと思う。だから、谷戸までの道のりは、普段よりも自転車のペダルが軽く感じられた。ところが、10時過ぎに通称「三角田んぼ」と言われている場所に行くと、意外にも藤田さんと久保さんの2人しか来ていない。これまでの経験からすると、田植えにはおおぜい人が集まるのが通例だったので、少ない人数しか集まっていないのを見て、のっけから意気込みが削がれた。
 今年は、場所を借りることはできたけれど、水道の水を借りることはできなかった。だから、近くを流れる小川からポンプアップして、田んぼに水を引かないといけない。小川といっても、谷戸の搾り水がちょろちょろ流れるだけのところだから、水せき止めてポンプで上げても、田んぼ一面に水を行き渡らせることができない。そこで、田んぼを畔で2つに区切り、そのうちの1つに水を入れることにした。
 そのとき、高橋さんと樋口さんがやって来た。人数が5人となったので、ようやく活気が出てきた。また、田んぼの面積を半分にする作戦によって、やっと小さな1枚の田んぼに水を張ることができた。だが、植えるべき苗は、生育が十分ではない。これをそのまま植えて良いものかどうか不安を抱えたまま、昼飯時を迎える。
 ランチ休憩の間、樋口さんと地元農家との交渉が成功して、十分生育した「まつりばれ」という苗を譲り受けることができた。その農家の方から、小川の水を十分に溜めて田んぼに上げることができれば、十分な水量が得られるはずだと説得され、ダムの補強と田んぼの拡大をおこなうことになった。ダムについては、小川にビニールシートを敷き、水をせき止めている矢板を土嚢袋で補強して浸水を防いだ。また、田んぼの方は、もともと予定していた面積よりもさらに拡げて、小さな田んぼを3枚つくった。そして、十分にせき止めた水をポンプアップして、田んぼ3面に水を湛えることができた。
 あとは、田植えをするだけである。2枚にもち米を、1枚にうるち米を植えた。参加人数が少なかったので、十分田植えの時間を満喫することができた。腰を悪くしている須藤さんが、腰を曲げないように注意しながら田植えを楽しんでいる姿がユーモラスだった。
 午前中におこなった作業の感じでは、せいぜい田んぼ1枚に田植えができれば御の字だったのに、終わってみれば3枚の田んぼをつくることができて満足。地元農家の方に感謝、感謝であった。
 作業は4時頃に終了。帰宅してから、「イタリア×クロアチア」を観戦。前半からクロアチアが良いサッカーをしていたので、応援していたら予想に反して2-1で勝ってしまった。ただし、イタリアは誤審くさい判断によって2点、最低でも1点は失っていたから、勝っても喜びは半分かな。
 夜8時半からの「ブラジル×中国」もテレビ観戦。田植えとサッカーに終始した1日だった。

6月9日(日)

 昨日、適度に体を動かしたためか、前向きに取り組もうというやる気が出てきた。そこで今日は、ずーっと気分が乗らずに積み残して置いた論文の修正作業に取りかかる。松井先生からの修正要求に、一つひとつ応えるかたちで文章を書き直す。わからないことにかんしては、いつもお世話になっている八重山の人びとに電話して確認しながら修正してゆく。
 そして、あっという間に夜8時過ぎ。いよいよ、 「日本×ロシア」の戦いが始まる。先発メンバーに森岡でなく宮本が入っているのを知ったときは、かなり不安だったし、市川と明神の入れ替えにかんしても、過剰に守備的にならなければよいがと思って、キックオフの8時半を迎える。ベルギー戦で引き分けたことが、攻守にわたってプラスに働いたようで、日本代表イレブンは自信を持ってプレイしているように見えた。結果的には、1-0の辛勝だったけれど、完勝といってよいように思う。選手のファイティング・スピリットには、ベルギー戦同様に大きな刺激を受けた。
 試合終了後、中山美穂が出ているキリンビールのCMによく知った顔を発見。竹富島の健さんとユキちゃんである。そういえば、いつだったか竹富島にミポリンが来ていたと、友人からメイルがあった。これは、その時に撮影したものだろう。もっとよく見て、誰が出ているのかチェックしてみたい。
 深夜、他大の大学院生からメイルが届いた。このサイトにときどき訪ねてくれているらしく、僕と同じように環境系の会社を辞めて大学院に入り、現在、環境社会学を勉強していることから、あいさつのメイルを寄こしてくれたのだ。お世辞だとは思うが、サイトにアップしている僕のペーパーが、その院生の参考になっているらしい。ありがたいことだ。まったく見ず知らずの人から、元気をもらえるようなこういうメイルをもらうのは、とても嬉しいことである。BBSへの書き込みも、本当に嬉しい。カントが言うとおり、他人を手段としてだけ利用しないことって、大事なことだ。

6月10日(月)

 昨日に続いて、午前中から論文の修正を行なう。昼過ぎ、パンの耳プロジェクトの担当者からメイルが届く。このプロジェクトは、広告代理店の博報堂によるもので、紙の端切れをNPOのパンフレットやフライヤーなどに利用してもらおううという企画である。印刷時から本体部と一緒のラインに乗せることで、通常よりも格安の値段で使用することが可能だという。ところが、メイルによると、このプロジェクトは終了したとのこと。パンの耳プロジェクトで、神奈川森林エネルギー工房のパンフレットと、木質ペレットの読み物を作ろうと思っていたところだったので、かなり残念だった。
 5時頃、研究室に到着。今日、研究室に来たのは、修正した論文を印刷するためである。90ページほどを印刷しなければならないので、研究室のプリンターを使用することにしたのだ。6時過ぎから、ニロさんの的確なサッカー解説に驚きながら、「チュニジア×ベルギー」をテレビ観戦。その後、「ポルトガル×ポーランド」も多少見る。ゴールデン・ジェネレーション(GG)が揃うポルトガルには、ぜひ決勝トーナメントに進んでほしいなあ。
 11時過ぎ、丸ちゃんが研究室にやって来た。バイト帰りだという。丸ちゃんと2人で夜を明かす。

6月11日(火)

 サッカー観戦と丸ちゃんとのトークに時間を費やしたので、論文の印刷を終えたのは朝の9時半だった。その頃、カモちゃんと少し話をして、10時半に研究室を出て、原稿を宅急便に出す。今日の午後は、研究室のゼミがあったのだけれど、徹夜明けにわざわざ参加する意義はないだろうと勝手に判断し、欠席を決める。12時頃、玉川学園前駅到着。イタリア料理店「イタリアーナ」でバイキングを楽しむ。この「イタリアーナ」というお店は、きわめてコストパフォーマンスが高い。地元にあって、他人にお勧めできる数少ない店の一つである。腹一杯、パスタとピザを食べ、帰宅して5時半まで眠る。
 7時、横浜駅へ。佐渡に引っ越した十文字さんが横浜に出てきたので、親しい人を集めて食事会を開いたのだ。吉武さんがセレクトしたお店は、タイ料理の「エラワン・タイ」。初めて行ったけれど、なかなか良いところだった。30を過ぎた頃から、刺激のある料理が好きになり、その中でもタイ料理は非常に好きだ。今晩食べてみて、そのことを再確認した。タイへ旅行に行きたいと思ってしまった。
 食事中は、目の前に座っていた吉武さんと話をすることが多かった。振り返ると、これまで互いに真剣に話をする機会が少なかったので、今日のトークで新しく発見できたことが多かった。特に、これまでNORAとの位置関係をどのように取ろうか定められない部分があったけれど、吉武さんとの話し合いによって、その不透明な部分をクリアにできたのが収穫だった。十文字さんの歓送会のときに行なった寸劇のビデオと写真をを山田さんからもらう。山田さんは、おもしろい人だ。きちんとそつなく仕事ができる社会人であると同時に、他人のために思いっきり遊べる人である。こういう人は、貴重だし、ありがたい。
 10時に食事会は終了。帰宅するために横浜線に乗っていたら、小机駅からおおぜいの人が乗り込んできた。横浜総合競技場で「アイルランド×サウジアラビア」戦を見終わった人たちだ。このとき、開幕してからもっとも身近にW杯を感じたように思う。11時半に帰宅。すぐに就寝。

6月12日(水)

 9時40分に家を出て、10時半に田園都市線・つきみ野駅へ。すぐに、待ち合わせていた土屋さんと2人で、つきみ野生涯学習センターへ。ここで、大和市内の久田緑地で行なう神奈川県との協働事業にかんして、市内の市民活動などの状況に詳しい山口さんからヒアリング。およそ1時間半の会談により、市内のキーパーソン、有用な施設などについての情報を得る。
 12時に打ち合わせを終え、田園都市線と横浜線を利用して横浜駅へ。ここで土屋さんと別れて、僕はサポートセンターに行き、1時から環境情報コーディネーターの仕事を始める。今日は、隣りに座っているボランティア・アドバイザーの北村さんとまとまって話をした。北村さんは、NPOスタッフとしての優れた感覚を持っている。発する言葉は、どれを取ってもしっかりしてふわついてない。隔週水曜日のこの仕事は、北村さんと議論できるところが、最大のメリットかもしれない。
 3時頃、北村さんのところに相談者が現れた。その人の所属しているNPOでは、諫早湾の干拓問題をモチーフにした芝居を演じている。その芝居を、神奈川の人に見てもらおうと、自然保護運動にかかわっている人などを紹介して欲しいという相談だった。環境にかかわる相談だったので、僕もその人の相談に乗ることになった。環境情報コーディネーターの相談業務としては、初めての仕事であった。最初は2人で話を聞いていたが、そのうち別の人が北村さんに相談を持ちかけに来たので、1対1で相談を受けることになった。的確に助言できたか自信がないけれど、相談者は非常に喜んでくれたようで、安心した。
 6時にコーディネーターの仕事は終了。6時半、同じサポートセンターの8Fで、今度はストップ温暖化ネットワークの会議に参加した。今週末、横浜駅西口で開催するイベントについて、詰めの打ち合わせを行なったのだ。神奈川森林エネルギー工房は、今回、パネル展示のみを行なうだけなので、ほとんど議論に参加しなかった。話し合いの輪に入っていないと、時間がゆっくりと進むように感じるものだ。
 8時過ぎ、会議は終了。10時前に帰宅。「南アフリカ×スペイン」の後半戦を見る。3-2でスペイン勝利。今回のスペインは強い。

6月13日(木)

 昼前に起きる。お袋から電話があり、これから後10分で自宅にやって来るという。訪問に備えて、あわてて食器を洗ったり、机を拭くなどしていると、。12時頃、お袋登場。なぜ、唐突に来たのかと尋ねると、今日のような仕事が休みの日に家にいると、他人が家にやって来て仕事を頼まれたりするので、外に出掛けたかったのだという。それは外出する理由にはなっているが、息子の家にやって来る理由にはなっていないような気もする。でも、大きな家で独り暮らししていると、寂しいこともあるのだろう。こっちも論文を修正し終えたばかりで気持ちに余裕があったので、飯でも食いに行こうと誘われて、近所のフランス料理店「レ・ミレジム」へランチを食べに行くことにする。お袋のおごりだったが。
 玉川学園というところは有閑マダムが多いので、ちょっと洒落たランチを食べに行くと、おばさん連中が群をなしている。今日も、そうであった。羨ましい人びとである。そういう羨ましい人びとと同じ部屋で、平日の昼間から2時間掛けて本格フランス料理を食べている自分も、羨まれる人であろうが。
 昼食後、町田で買い物をする。お袋は平気で高いものを買うので、びっくりする。全然、僕とは金銭感覚の違う人である。最近は、さすがにやっていないらしいが、昔はパチンコで荒稼ぎしていたし、いつぞやは株で相当儲けたらしいし(おそらくかなり損もしているだろうが)、お金のことにかんしては、親子なのにまったく理解できない。
 買い物を終え、いったん家に戻る。お茶を飲みながら、最近は自分で名刺を作っているという話をしたとき、お袋が名刺が欲しいというので、10枚だけ作って上げた。6時頃、彼女は経堂の家へ帰り、僕は仮眠後、「イタリア×メキシコ」をテレビ観戦。メキシコがリードしたときは、イタリアも1次リーグ敗退かと思ったが、1-1と引き分けに持ち込み、無事、決勝トーナメント進出を決めた。メキシコも良いチームですな。

6月14日(金)

 9時頃、家を出て、10時に横浜のかながわ県民活動サポートセンターへ。ここで、8月24-25日に厚木で行なわれる「エコタウンかながわ2002」の説明会に参加。11時に終わり、横浜市営地下鉄で蒔田に出て、NORAに寄る。神奈川森林エネルギー工房の出版物を20冊ほど鞄に詰め込み、NORAスタッフと情報を交換して、1時に事務所を出る。2時、研究室に到着。待ち合わせしていた森田研究室のB4の学生と会う。卒論について相談したいことがあるというので、1時間程度、研究室内で話をした。環境経済学を専門としている彼は、公平性を研究に中心に据えたいようだ。その彼が僕を訪ねてきたのは、2年前のLゼミで西表島の農地開発問題を取り上げたことを覚えていたからだという。東工大の学生は反応が少ないので、話をしても聞いているんだかわからないのだけれど、こうやってわざわざ訪ねてくる学生がいるので、中にはきちんと耳を傾けている者もいるらしい。せっかく訪ねてくれたものの、最近の環境的正義の議論などを紹介しただけで、期待に応えられたかどうかは・・・。
 3時半、隣りの研究室で池ポンなど数人の学生とともに「日本×チュニジア」をテレビ観戦。普段はサッカーに興味がないという矢野先生も同室で観戦した。チュニジアが攻めてこなかったので、あまり緊張も興奮もせずに見ていたら、2-0で快勝。次は、トルコだ。
 7時頃、研究室を出て、8時過ぎに玉川学園前駅へ。三和に寄ると、お気に入りのオヲツヤの蜜豆があった。しかも、99円の安売り価格。これを逃す手はないと思い、10個まとめ買いする。1個400gだから、今後、僕の体に4kgの蜜豆が入ってくるわけだ。
 8時半から「ポルトガル×韓国」をテレビ観戦。日本以外には、カメルーン、クロアチア、ポルトガルを応援していたのに、すでに2チームは1次リーグで敗退してしまった。だから、ポルトガルには決勝リーグに進んで欲しかったのだけど・・・。2人目の退場者を出し、ほとんど勝ち目がなくなった直後、韓国に1点を取られて万事休す。最後まで奮闘したものの、1点に泣いた。韓国は、アメリカがポーランドに負けていることを知っていたのに、なんで勝ちにこだわったのだろうか。引き分けだったらポルトガルとともに決勝リーグに進めたのに。

6月15日(土)

 9時半、横浜駅西口へ。ここで、今日と明日、環境月間普及・啓発キャンペーン「環境にやさしいくらし」がある。これは、かながわ地球環境保全推進会議とストップ温暖化ネットワークが共催するイベントで、3年連続、神奈川森林エネルギー工房は参加している。例年、ペレットストーブの燃焼実演を行なってきたが、今年はマンパワーが不足しているので、パネル展示のみとさせてもらった。だから、会場にパネルを1枚貼るだけで、おしまい。
 さて、僕にとっての今日・明日のメイン・イベントは、横浜駅西口のイベントではない。南伊豆町にある「みなみいず たけ炭ひろば」で催される「竹炭を焼きながら絶品の竹の子を食べる会」が、それである。10時3分、横浜駅からスーパービュー踊り子53号に乗り、12時14分に伊豆急下田駅へ。事前に調べたところ、駅からバスに乗れば会場の近くまで行けるとあったのだが、12時20分に出るバスは、途中の堀切というバス停までしか行かない。それでも、バスの運転手によれば、終点から30分ほど歩けば辿り着けるというので、とりあえず乗り込むことにした。だって、イベントは1時から始まるというのに、会場近くまで運んでくれるバスは、1時40分にならないと発車しないのだから。
 伊豆急下田駅を12時20分に出るバスで堀切まで行き、そこから一本道を2km強歩く。途中、ハチクの竹の子を採っている人を発見。そのときやっと、イベント名にある「絶品の竹の子」とは、ハチクの筍のことだと理解。これから始まる竹のイベントへの期待感を高めながら、1時10分頃、会場に到着した。
 もうすでに開会しているものかと思っていたら、まだ受付をしている段階で、1時半から始まるとスタッフから説明を受ける。すでに到着していた日本の竹ファンクラブの平石さんを見つけ、近づいて話し掛けると、少し疲れた様子。11時に到着したので、待ちくたびれたのだそうだ。開会時間の1時半になる頃には、およそ60名の人びとが集まっていた。主催者の山本さん、平石さんをのぞけば、ほとんど知った顔はない。ただ1人分かったのは、日本の竹ファンクラブが2月に開催したフォーラムに参加していた人だった。
 山本さんによる開会の挨拶が終わると、アドバイザーと呼ばれる人びとが紹介された。その人たちは、見た目に一癖も二癖もある人ばかりで、玉石混淆といった感じ。ハタから見たら、きっといかがわしい集まりだと感じるに違いない。まあ、それに参加している自分も、相当いかがわしく見えているかもしれないけれど。
 2時頃、竹粉づくりの実演が始まる。これは、丸竹をそのまま数十ミクロンの粉にしてしまうというものである。なるほど、面白い装置を開発したものだと思って見ていたが、できる竹粉を利用する術はないのだという。じゃあ、何のためにつくったの?とりあえずこしらえて、後から利用法を考えようという発想は、21世紀型ではないよなあ。
 次に見せてもらったのは、煙を出さない炭窯「炭やきくん」。都市部で炭焼きをするときに活躍するだろうと思って興味深く見せてもらった。気になった点は、燃料として灯油を利用していることだ。華炭など繊細な炭工芸には向いているけれど、バイオマス利用という観点からすると不十分か。
 こうした見学会が終わると、少し離れた竹藪に入り、竹水とハチクの筍を採る。竹水とは、モウソウダケが3mほどの高さになったときに上から1mを切断し、1ヶ月ほど待つと竹に溜まる水のことである。今回、初めて飲んでみたところ、確かに美味しい。しかし、竹を伐るとき鋸くずが竹水に入りやすいので、くずが気になるならば、ティッシュなどで濾過してから飲むとよい。
 竹水を満喫し、ハチクの筍を採取してから、ちょうど熟れ頃のビワをもいで食べる。また、筍は会場に持ち帰り、茹でて食べるか、ゆであがったものを竹炭で焼いて食べる。南伊豆商工会のパン屋さんが作った竹炭の微粉が入った真っ黒のフランスパンを食べる。そうこうするうちに、流しそうめんを食べる時間となり、これも食べる。かなりお腹がふくれてから、竹のジョッキで生ビールを飲む。また、竹水でつくったコーヒーを飲む。さらに、バンブリアンという竹のエキスにハーブを調合した調味料で味付けした肉をバーベキュースタイルで食べる。こうした料理の煮炊きに使う燃料はすべて竹。もちろん、食器も竹でできている。照明は、昼間に作っておいた竹の蟷螂。文字通り竹づくしの晩餐だった。
 この中で、もっとも感心したのは竹水コーヒーである。自家製の竹器によってドリップするので、非常に雰囲気があった。ドリップするときにはシュロの皮を使うと良いらしく、そうしたこだわりによって余計に興味をそそられた。もし、都市に竹水コーヒーを出す喫茶店があったら、繁盛するのではないだろうか。
 夜8時、気がつけば、会場の前を流れる小川にゲンジボタルが飛んでいる。誰かが持参した竹笛を吹く。大勢の人びとが幻想的なホタルの光に目を奪われる中、僕は精錬(ねらし)中の炭窯の中を覗いていた。1,000度以上の高温となって、怪しい炎を上げながら、水素を中心とした不純物がガスとなって燃えている。この怪しさは、長時間見ていても見飽きることがなかった。
 夜9時半、宿泊するホテルから迎えのバスが来た。これに乗って下賀茂温泉「石廊館」に着く。1部屋7人という相部屋ではあるが、24時間温泉に入ることができ、朝食付きで5,000円という値段は安い。部屋に荷物を下ろし、すぐに温泉に入る。ここは、炭入りシャンプー、炭入りボディソープ、炭入り洗顔石けんと炭づくしだった。風呂から上がってのんびりしようと、平石さんと飲み始めるが、次第にバンブリアンを開発した人から一方的に話を聞く展開となった。結局、2時間近く話を聞いて、いい加減疲れて床に就く。

6月16日(日)

 7時、起床。朝風呂に入る。8時、朝食。9時にチェックアウト。ホテルのバスで、昨日と同じイベント会場へ。
 昨日受付でもらったスケジュール表によると、今日の午前中は「エネルギースポットの探索」「ギャラリーマジックランド訪問」など何やら怪しげなことが予定されている。要は、イベント会場の周りを参加者が群をなして自然散策するだけなのだが、団体行動が苦手な僕はこれに参加せずに会場に残ることにした。9時半過ぎ、椅子に座ってただぼーっとしていたら、「炭やきくん」を開発したメーカーの人に声を掛けられ、言われるがままに炭窯を見守ることになった。指示されたとおりに、窯内の温度を見ながらツマミを変え、330度になったところでボイラー燃焼を止める。
 11時半になった。お昼の焼きそばの準備が始まる。平石さんと僕は11時50分発のバスに乗って帰ることにしていたので、2時の閉会を待たずに会場を後にする。帰りぎわにお土産として、竹酢液と竹の繊維で作ったタオルを買った。窯を見守っていたので、できあがった華炭を見たかったけれど、窯が冷えるまで待つことはできなかった。
 バスに乗って伊豆急下田駅へ。JRの「踊り子南伊豆フリーきっぷ」を購入していた僕は、帰りの切符を購入していた平石さんに、割引切符があることをお知らせすると口惜しがっていた。ところが、平石さんから、フリー切符ならばバスも無料で乗れるのではと指摘され、はじめてそのことに気付いた。遅かった。伊豆急下田からの往復のバス運賃は、すでに支払ってしまった。金額にすれば780円損したことになる。大した額ではないものの、非常に悔しい。
 12時27分発のスーパービュー踊り子6号に乗って、14時43分に横浜駅到着。途中、平石さんから、日本の竹ファンクラブの遠大なる構想をずっと聞いていた。横浜駅に着くと、いったん下車して西口広場に行き、昨日貼ったパネルを回収。その後、桜木町へ移動し、横浜市市民活動支援センターに向かう。ここで、1時から横浜市環境保全団体成果発表会が行なわれており、NORAのメンバーがスタッフとして関わっていたので、ちょっと足を伸ばしてみたのだ。会場に入ると、吉武さんの司会により、NPOの「~を求めています」「~ができます」を交換する「はないちもんめ」が行なわれていた。環境保全局からの助成金をもらった恩田の谷戸ファンクラブは、高見さんと福富さんが成果発表したらしいが、すでにその発表は終わっていた。4時半、定刻どおり発表会は終了。どういう理由で余っていたのか不明だが、土屋さんからW杯の公式グッズの1つであるミニタオルをいただく。その後、お茶でも飲んでいこうと誘われ、NORAの3人とともにランドマークタワーの5階にあるサラダバーのお店で食事をとる。主に、NPOの事業評価やコンサルティングについて議論した。埼玉のNPOサポートセンターには、NPOの広報宣伝についてコンサルティングを行なう広告代理店の人がいると聞き、大変興味を抱いた。
 7時に食事を終え、8時頃、帰宅。それから、「スペイン×アイルランド」を観戦。スペインが1-0のまま押し切るかにみえたが、後半90分にPKでアイルランドが追いつき、延長戦に突入。延長戦、1人少なくなったスペインが攻めてもなく辛抱した末、PK合戦でスペインの勝利。アイルランドは、好感の持てるチームであるけれど、スペインが勝ち進むことを期待していたので、この結果に満足。死闘と呼ぶに相応しい試合でした。

6月17日(月)

 9時頃、起床。起きて間もなく、突然、土曜日の朝に印刷できなくなったプリンタを復活させる作業に取りかかる。ドライバをアンインストールしてから、再インストールを試みるが、うまい具合にインストールすることができない。しばらく、あれこれトライしてみたものの、にっちもさっちもいかないので、hpのサポートセンターに電話してみた。すると、付属CDでアンインストールしても、以前の情報が残っていると、USB接続の場合、再インストールできないと診断された。そして、これを解決するには、hpのサイトからUSBインストール修復ツールをダウンロードし、それを使って以前の情報を削除することが必要と告げられた。そこで、言われたとおりにやってみると、さすがはカスタマ・ケアのプロだね、ドライバをきちんとインストールできました。
 こんなことをやりながら、神奈川県庁の林務課と技術管理課と税務課に電話して、短いヒアリングを行ない、20日に顔合わせとブリーフィングのアポを取った。林務課とは木質バイオマスエネルギー普及の取り組みについて、技術管理課とは木質廃棄物の実態調査について、税務課とは水源環境税について意見を交わす予定。
 3時半、あまり興味がない試合だったのに、「メキシコ×アメリカ」を見る。メキシコが押していたが、アメリカの速攻2発に沈没。夕方、1kg程度のものを測るはかりを買うために外出したが、近所で販売しているところを探し出せず、三和でアボガドと冬瓜を買って帰る。実は、最近、アボガドに凝っている。ほとんど毎日、1個ずつ食べている。食べ方を知らないので、とりあえず生のまま食べているのであるが、もっと美味しい食べ方があるような気がする。一方の冬瓜は、今日初めて買ってみた。スープ以外に食べ方を知らないので、中華スープにしてみたが、けっこう美味かった。
 8時半から「ブラジル×ベルギー」を観戦。この試合は、昼に見た試合よりも10倍面白かった。予選ラウンドでのブラジルの試合を見ていなかったので、その戦い方を見てびっくり。組織がぐちゃぐちゃで、個人の技術のみで戦うという姿勢がとてもスリリングだった。これに対してベルギーは組織力と、パターン化した攻撃の繰り返しで対抗したものの、結局はブラジルの個人技が優った。
 1日2試合サッカーの試合を見ると、体力的に疲れる。明日も、今日と同じく、いやそれ以上にサッカー漬けになり、へとへとになるだろう。

6月18日(火)

 いよいよ、日本の決勝トーナメント1回戦。朝からそわそわしてルーティンワーク以外、何もできない。ここで、ルーティワークとは、サイト上の神奈川新聞、沖縄タイムス、八重山毎日新聞を一読し、政府広報と神奈川県庁の記者発表と研究者人材データベースをチェックすること。少し前ならば、個人でこれらの情報を確認するのは骨だったろうが、今はとても簡単だ。さまざまな新着情報をまとめて送ってくれるメイリング・リストも多い。しかし、こうやって情報の概要だけは、しこたま入手できるが、緻密に読解し、分析するところまでは手が回らない。
 昼頃、試合開始までの時間を持て余していたので、僕と同じように自宅待機していると思われる友だちに電話してみると繋がったので、1時間ばかりとりとめもない話をした。
 実は、最近、人と話をすることについて、気がついたことがある。それは、人と会って話をしたり、電話をしたりするときに、ノートやメモ帳を持たずにいることがほとんどないということだ。聞き取り調査を行なうときはもちろん、市民活動や仕事上の打ち合わせなどでは、必ずメモを取っている。逆に言うと、そういう機会を除けば、あまり人と話すことがないのかもしれない。だから、平日の昼間に、とりとめもなくサッカーや音楽のことなどを話せたことが新鮮に感じられた。
 3時半、「日本×トルコ」キックオフである。前半早々にコーナーキックから1点を取られたが、トルコの攻撃に恐怖を覚えることはなく、すぐにでも同点さらに逆転できるだろうと余裕を持って観戦していた。しかし、この負けるはずはないという心のゆとりが選手・サポーターにあったからいけなかったのか、結局、完全燃焼しないまま0-1で敗戦。でも、現在の日本代表の実力からすれば、W杯でベスト16という位置は適当かも。
 今回の敗北は、不運だったかもしれない。けれども、運によって勝敗が決まる部分があるからこそ、サッカーは面白いし残酷なのだ。とりあえず、運で決まらない部分をレベルアップしてゆくしかないだろう。
 当然の事ながら、夜も「韓国×イタリア」を観戦。この試合は、ビエリの先制後、韓国が闘争心をむき出しにしてフィールド内を駆け回ったので、非常にスリリングな展開となった。会場を埋め尽くした韓国代表への応援は、気味悪いくらいに凄かった。しかし、トッティがイエローを2枚もらって退場したのは解せない。ポルトガル戦もそうだったけど、退場者が出る試合は、いくら結末が感動的であったも、素直に楽しめないところがある。
 日本と韓国のサッカーを比較すると、明らかに日本はクールだ。これが、勝負事においては弱点なのかもしれない。でも、熱くなりすぎるヤツよりもクールで遊び心のあるヤツの方が僕は好きである。

6月19日(水)

 9時頃、起床。時が過ぎるのは早いもので、7月の沖縄調査に向けての事務的な手続きを行なうなどしていたら、あっという間に3時になる。小田急線で小田原方面の下り電車に乗り、新松田駅へ。ここで吉武さんと合流し、栢山駅で下りる。
 4時過ぎ、駅前の公衆電話から今日訪ねることになっているウッドクラフト堀内に連絡し、今しがた駅に着いたことを告げる。5分ほどすると、堀内さんがワゴン車で駅まで迎えに来てくれたので、工房まで乗せてもらう。工房の前には、乱雑に玉切りされた小径木が積み上げられている。聞けば、送電線のかかりそうな木を東京電力が伐採したものだという。堀内さんは、それを使って試作したかわいい植木鉢を見せてくれた。
 工房の中に入ると、2人の男性がいらっしゃる。1人は堀内さんのお父さんで、もう1人は近所の木工屋さんだ。ろくろは2台ある。1台は堀内さんの、もう1台はお父さんのものだという。工房の中で、堀内さんに木工の実演を見せてもらったほか、木工屋が使用する樹種や、木材の入手先などについて約40分間ヒアリングした。工房内での話が長くなったので、堀内さんの車で大井町の公民館に移動し、そこでさらに40分程度、ざっくばらんに話をした。木工屋は、主として広葉樹を使用するので、雑木林の手入れをする市民活動と親和性が大きいと思う。近くの山の木で家を造る運動もよいが、近くの山の木でつくった木工品を使う運動の方が、より身近で広がりがあるような気がする。
 6時、堀内さんの車で新松田駅へ。そこで、待ち合わせていた土屋さん、神奈川県緑政課の金井さん、木下さん、コミュニティ研究会の清水さんに合流。今晩は、NORAと県とが大井吾妻山で行なう森づくりの協働事業にかんして、地元NPOであるコミュニティ研究会と打ち合わせることになっていたのだ。
 清水さんに用意していただいたワゴン車に乗り、打ち合わせ場所に向かう。そこは、先ほどまで堀内さんと話をしていた大井町の公民館だった。そうとわかっていれば、ここで待っていたのにと笑い話をしながら、3階の会議室へ。そして、6時半から約2時間かけて、事業の説明、それへの質問・意見、今後の事業のすすめ方の検討を行なった。
 コミュニティ研究会の人に車で駅まで送っていただき、新松田駅で吉武さんと別れ、土屋さんと県職の2人と小田急線を新宿方面へ。10時頃、帰宅。弟から短歌の新作が届いていたので、それをサイトにアップ。出版社から依頼され9・11について詠んだ歌なので、これまで自由に詠んできた歌とは感じが異なる。読者は、これをどう読むのだろうか。

6月20日(木)

 9時過ぎに家を出て、10時半頃に神奈川県庁へ。アポを取っている林務課の滝沢さんを訪ねる。顔合わせのつもりで軽い気持ちで行ったのだけれど、先方は滝沢さんのほかに、以前バイオマスサロンの講師を務めていただいた羽太さん、さらに小島さんの3人で対応していただいた。羽太さんを除いて初顔合わせだったので、まずは、神奈川森林エネルギー工房の目的と活動、今回挨拶に伺った理由、さらには木質バイオマスエネルギーをめぐる全国の動向などについて一通り説明した。その後、林務課の方から、県における取組(の遅れ)や、県産材を利用した活動についての説明を聞いてから、フリーディスカッションを行なった。今回、じっくり話をしてみて思ったのは、木質バイオマスエネルギーにかかわる動きについての情報が、意外に庁内で共有化されていないなということ。よっぽど僕の方が情報を握っている部分が多いことに気が付いた。いわゆる縦割り行政の弊害というやつか。これらをコーディネートできるのは、NPOなのかもしれない。でも、この仕事って、まったくお金にならないんだよね。
 昼休みも休まず議論したので、気が付くと1時前になっていた。僕らと「神奈川の木で家を造る会」など家づくりのグリープとの連携をすすめること、製材所の端材のバイオマスエネルギー利用と公共施設での木質バイオマス利用を検討することを県は約束し、打合せは終了。議論とは直接関係ないが、話を締める前に、小島さんがつくった木工品を見せていただき、その玄人はだしの出来に感激した。
 1時、傘を持ってこなかったので、県庁新庁舎の地下1階でビニール傘を購入。その傘をさして、新庁舎から徒歩3分ほどのところにある日本生命ビルへ。ここにある技術管理課建設リサイクル班の関根さんを訪ね、名刺交換および今年度実施する木質廃棄物の実態調査についてわかる資料をいただく。1時半、本庁舎に税務課の長尾さんを訪ねるが、場所が違うと教えられ新庁舎に移動。約束の時刻に遅れて、アポを取っていた長尾さんに会う。ここで、出先から戻ってきた原田さんとともに、科学技術振興課主催で8月に行なわれる「エコタウンかながわ2002」への出展内容にかんして意見を交換する。まだ具体的な企画内容が詰められていなかったので、漠としたイメージを抱きながら話し合ったのであるが、大きな方向性は見えてきた。この打合せで驚いたのは、長尾さんが歩いて2分くらいの近所に住んでいるということ。世の中って、狭いもんだねえ。
 3時半に打合せを終え、NORAへ。ここで、注文が殺到している冊子の発送準備を行なう。しかし、5時までには準備を整えることができず、今日中には発送することができなかった。家に持ち帰って、明日、発送するのは大変だ。だから、準備だけを終えて、NORAのスタッフに明日発送してもらうようお願いすることにする。8時頃、一仕事を終え、NORAを出る。お腹が空いたので、NORAから近い定食屋「味光」にふらっと入ってみた。あじフライ定食(780円)を注文。美味しいだけでなく、ボリュームたっぷりで満足。また、お勘定を済ませて店を出るとき、サービスに飴を持たせるという気配りも嬉しい。こういう定食屋が、拠点の近くにあると嬉しいもんだ。
 帰宅後、横浜市市民活動支援センターが主催する夏市民活動体験塾に書類を提出する。これは、夏休みの間に市民活動を体験したい学生を支援センターが募集し、市内の市民活動団体とマッチングさせるというものである。ダメモトで、神奈川森林エネルギー工房の書類も出したけれど、学生は集まらないだろうなあ。誰か、一緒に活動する人は、おらんのかねえ。
 2時、木曜深夜のテレビ東京といえば、シネ・ラ・バンバ。たまたまチャンネルを合わせてみたら、映画「ひかりごけ」が始まるところだったので、しばらく見ていると、そのまま最後まで見てしまった。これは、戦時中、極寒の知床半島に漂着した軍属によるカニバリズムを題材にした映画。実話をもとにした武田泰淳の作品を熊井啓が1992年に映画化したものである。三國連太郎、田中邦衛、奥田瑛二、井川比佐志、そして笠智衆など、豪華な役者たちの演技は見応えがあった。

6月21日(金)

 朝寝坊して11時過ぎに起きる。昼食を取って、買い物から帰ってくると、もう3時半。「イングランド×ブラジル」を見る。前半、イングランドが先制し、ロスタイムにブラジルが個人技を生かして同点に追いつくところまでは面白かった。しかし、後半、キーパーのミスによって失点したのに、イングランドが攻めに転じなかったので凡戦になってしまった。やはり、暑さにはかなわなかったのだろうか。
 少し仮眠して、8時半から「ドイツ×アメリカ」も見る。アメリカのスピードある攻撃は威力があるが、先に点をやってドイツに守りを固められると、攻め手が少なくなってしまった。個人技に優れたブラジルと、手堅い試合運びで勝ち上がったドイツ。この2チームのベスト4入りは順当でしょう。
 深夜、「らびっとにゅうず」を編集・発行。今日も、W杯漬けの1日であったよ。

6月22日(土)

 昨日、カウンタで6666を当てたのでBBSに書き込みをしてみた。実は、この書き込みをするまで、しばらく書こうかどうか迷いがあった。誰からも応答がないと、会話にならず、寂しい発話のみがのこるからだ。このため、僕が書き込む場合は、応答がなくてもよいような形で書いている。しかし、今朝、BBSをチェックしたら、キノピーが絡んでくれていた。こういう素早い反応は、とても嬉しいのだ。
今日も、昨日に続いて準々決勝2試合を丸ごと観戦した。1日に2試合見ると疲労する。特に今日は、2試合とも延長に突入し、「韓国×スペイン」戦に至ってはPK戦までもつれ込んだのでかなり疲れた。準々決勝4試合の中では、今晩の「トルコ×セネガル」戦がベスト・ゲームだったように思う。トルコは、日本戦の時よりもずっと鮮やかな試合をやっていた。このゲームの試合を決めたイルハンのゴールデンゴールにはしびれた。
 テレビ観戦の合間を利用して、先週訪れた「絶品の竹の子を食べる会」のレポートをまとめた。これは、「日本の竹ファンクラブ通信」の原稿とするためのものである。こういうどうでもよいレポートを書くのに、けっこう真剣になってしまうのは性分なんだろうか。
 夜、友だちから、この日記に書いた僕の言葉に関して質問があった。すなわち、「火曜日の日記で、熱くなりすぎるよりもクールで遊び心をもってるほうがいいと書かれてあったが、クールというか冷めた人間がすごく鬱陶しい自分としては、そのクールっていったいどんな性質のことなのか確かめたい」という問いだった。僕の真意がうまく表現できていなかったようだ。ここでクールとは、簡単に言ってしまうと、大きな価値を信じないということ。たとえば、国家とか宗教とか文化とかね。そういうものを押しつけられるのはとても鬱陶しいし。また、近くで理解不能な形で熱狂されると怖いんだ。でも、それを踏まえた上で、一種の遊びとして熱中するのは楽しいと思う。じょうずに欲望が解放されるならばOKなんです。
 何事にも冷めた人間はつまらない。でも暑苦しくて鬱陶しく感じる人がいるのも事実。だから、自分と同じことで熱中できる人や、熱中できることが違っていても、互いにそれを認め合えるならば、そういう間柄が良いなと思う。

6月23日(日)

 12時、新百合ヶ丘駅へ。ここで親父と待ち合わせ、豆腐と湯葉料理の店「梅の花」で昼食をとる。僕が7月から沖縄に行くので、その前に会おうと親父が誘ってくれたのだ。親父は、相変わらず元気そうだった。毎日、豆腐とヨーグルトを食べているという。健康的だ。僕も、これらの白くて柔らかいものが好きだ。食の嗜好は、親父に似たのだろうか。
 2時間ほどかけて食事を済ませ、その後、喫茶店に移動して約1時間話をしてから、3時に駅前で別れた。昼の3時という時間は、中途半端な時間だ。遠出するには遅すぎるし、家に帰るには早すぎる。そこで暇つぶしに、駅前で行なわれている万福寺の土地区画整理事業を見に行くことにした。ここは、すでに工事が始まっているが、昨年までは谷戸があったところである。休日で作業員がいないことをいいことに、柵を乗りこえて工事現場に入ると、昔の面影はまったくなかった。こうやって一つひとつの谷戸がなくなっていくんだなあと思い、工事中の風景をカメラにおさめ、現場を後にした。
 その後、家に帰ろうと思って、新百合ヶ丘駅のプラットフォームで電車を待っていたら、急行がやって来たので、急遽、それに乗って町田へ出ることにした。何か買い物でもしようかと思って、ぶらぶらとお店を回ってみる。常に面白い竹の利用方法を考えている僕にとっては、バンブー・カーテンに興味を引かれた。けれど、結果的には、買いたいものも見つからなかったので、何も買わずに帰宅。家に帰ると、水曜日に行なう神奈川森林エネルギー工房運営委員会に必要な資料を作る。事務局スタッフがもう1人いると、作業の分担ができるのだが。

6月24日(月)

 最近、涼しい日が続いているので、暖かい野菜のクリーム煮を作ることが多い。具は、白菜とかチンゲン菜とか。体が温まるし、健康にも悪くないだろうから、連日食べている。僕の場合、ある料理に凝り始めると、2週間くらい毎日のように食べ続け、そのうち飽きるというパターンを繰り返している。
 昼間は、8月に参加する「エコタウンかながわ2002」の企画について、神奈川県の科学技術振興課・税務課・林務課・土地水資源対策課などと調整。担当者が会議中だったり、外出中だったりで、ほとんど丸一日がかりで連絡調整した。
 夜、仕事のことで友人に電話を掛けたら、話が止まらなくなって、プライベートのことも含めて喋り尽くしてしまった。たぶん今後のことに対して、ある種の焦燥感・孤独感を感じているからだろう。電話を切ると、すぐに別の友だちから電話があった。「お願いがあるんだけど・・・」というので、何事かと身構えたら、FAXソフトをセットアップしたので、試しに1枚送って欲しいという話だった。こういう小さな頼み事は、意外に頼みにくいものである。そういうことならばと、すぐにFAXを送信。でも、相手は受信できなかったようで・・・。

6月25日(火)

 10時半、玉川学園前駅で恩田の谷戸ファンクラブの高橋さんと待ち合わせ。1時間ほどかけて、最近の田んぼの状況を伺うとともに、高橋さんの立替分を精算する。
 1時頃、研究室に到着。科研費の報告書など、ダウンロードしたファイルを大量にプリントアウトする。2時からゼミに参加。今日は、江くんとイコマロの発表だった。ともに、中国の教育問題、特に初等中等教育における教育機会の格差の問題をテーマとしている。それぞれユニークな事例を取り上げており、久しぶりに面白い発表を聞けた。
 4時にゼミ終了。大岡山キャンパスに行き、授業料免除申請書類を受け取るとともに、生協で注文した書籍を購入する。4時半過ぎ、大岡山駅から目黒線に乗り、白金高輪駅で南北線に乗り換え、四谷駅で下車。5時過ぎ、ペレットクラブ準備会の事務局会議に出席。今日の参加者は、東京事務局の小島さん、久保田さん、オブザーバーとしてSDGの竹垣さん、それに僕の4人だった。今後のペレットクラブ本会立ち上げに向けて、必要な整理事項をピックアップしたほか、ワークショップの開催時期、メイルマガジンの名称・コンテンツの検討などを行なった。しかし、国内でもペレットストーブが25万円で購入できるようになったとは知らなかった。
 7時過ぎ、事務局会議は終了。小島さんとともに、近くの定食屋で夕食を取る。今年12月から木くずの燃焼に対する規制が厳しくなるが、林業や木材加工業はこれに対して新たな産業を創出する機会と捉える視点をほとんど持ち合わせていないないという。環境省がすすめているダイオキシン規制は、ただ産廃業者が恩恵を被るだけで、ただでさえ瀕死の状態である林業関係は、ますます窮地に追い込まれかねない。こうしたことに対して、小島さんは強い懸念を表していた。規制は利権を生む。誰が何のために規制を厳しくしたり、緩めたりするのかをよく見なければいけない。
 8時過ぎに四谷駅から電車に乗り、9時近くに経堂の実家に寄る。ここで、すでに試合が始まっていた「韓国×ドイツ」を観戦。得点は1-0と僅差だったものの、ドイツの完勝と言える内容だった。カーンの守備が相変わらず盤石だったのに対し、韓国は明らかに疲れているようで、自慢の走力を活かせなかった。でも、決勝戦にバラックとノイビルを欠くのは、ドイツにとって痛いね。
 観戦後、折り畳み傘を2本もらって実家を出る。12時頃、帰宅。

6月26日(水)

 12時前に自宅を出て横浜へ。1時から、かながわ県民活動サポートセンターで、環境情報コーディネーターのアルバイト。いつものとおり、相談者が来ることがなかったので、ひたすら「かながわ環境情報コーナー」のウェブサイト作りに時間をかける。とりあえず骨格はできたので、後はコンテンツを充実させてゆけばよいだろう。
 5時半頃、環境計画課の白浜さんがノートPCを持って来てくれた。ネットワークの設定の仕方が分からなかったのでLANに接続できなかったが、来週以後はネットに繋ぐことができるだろう。5月からこのアルバイトを始めたものの、今までPCが用意されていなかったので、自分のノートPCを持ち込んで仕事をしていた。やっと、重い荷物を(僕のノートはけっこう重いのだ)持ち込まなくてもよいようになる。
 7時、神奈川森林エネルギー工房の運営委員会を始める。今日は、佐々木さん、斎藤さん、辻本さんが参加した。4人での打合せは寂しい。もう少し参加者が増えると議論が脹らむと思う。4月に十文字さんが佐渡に引っ越してからというもの、これまで2人で役割分担していた仕事を、一手に引き受けざるを得なくなった。この事態は、率直に言って、かなりキツイ。かといって、仕事を振れるような会員も見当たらない。今年は、これまで以上に論文の執筆に時間をかけるべき年であるのに、そんな時間をつくり出す心の余裕がない。新しく入会してくる人に期待するしかないのか。ふー。ため息も出るわな。
 9時半に打合せ終了。4人で「横浜家」のラーメンを食べる。ここのラーメンは、そんなに美味しくないよ。10時過ぎ、横浜駅を出て、11時半に最寄り駅の玉川学園前へ。「三和」に寄って、蜜豆、アボガドなどを購入。アボガドのコーナーには、3日に1度食べると体に良い、という宣伝文句が書かれている。僕はほとんど毎日のように食べている。これは良くないことなのか、それとも3倍良いことなのだろうか。
 帰宅後、NHKで「ブラジル×トルコ」のダイジェスト版を見る。やはり、リアルタイムで見ないとつまらんのう。

6月27日(木)

 9時頃、起床。10時過ぎから、明日の打合せ資料として「エコタウンかながわ2002」の企画書案を作る。昼過ぎからは、昨日行なった運営委員会の議事録を作り始めるが、猛烈な眠気が襲ってきたので、気分転換に近所をサイクリング。途中、本屋で立ち読みしていたら、雨が降ってきたので急いで家に帰る。机に座るも眠さは変わらないので、潔くベッドで3時間眠る。
 再び起きてから買い物に出掛け、豆乳とさくらんぼを購入。帰宅してから、やっと議事録作りに入り、およそ2時間かけて作り終える。運営委員会の議題を設定し、議事を進行し、議事録をまとめる。この作業だけで、けっこう時間が潰れてしまうものだ。こういう苦労をされている事務局長は、全国にも大勢いるのだろう。お互い頑張りましょう。
 昼間寝たので、夜は眠くならず、結局、徹夜した。 

6月28日(金)

 10時、かながわ県民活動サポートセンターに行き、「エコタウンかながわ2002」について、県税務課との協同企画を詰める打合せを行なう。今日は、税務課の原田さん、浅場さんのほか、厚木県税事務所の奥山さん、(株)自然の問屋の平野さんも集まった。水源環境を身近なものとして考えるきっかけとなるようなイベント作りに智恵を絞る。今日の段階では、ラフな企画しかできなかったので、これから詰めなければいけない部分が多い。しかし、7月はほとんど東京にいないから、うまくゆくかどうか心配だ。
 ところで、平野さんのところは、三鷹に「ネイチャー・クラフト・ガーデン」というお店を持っていて、ダム流木やそれを生かしたクラフトなどを販売しているという。東京電力が、ガーデニング・ブームを背景に、ダム流木の撤去費用を抑えることもできることから、新たに作った会社らしい。意外なところに、ビジネス・チャンスが転がっているものだ。
 12時に打合せ終了。朝食を取ったので、ランチタイムを設けず、そのままNORAに行って、出版物の郵送作業。3時半、待ち合わせしていた荏原製作所の関根さんがやって来た。事務所が分かりにくいところにあるから、かなり迷ったらしい。関根さんとは、メイルで木質バイオマスエネルギーにかんして質問したことがきっかけで、一度、顔合わせをしましょうということになり、今日来ていただいたのだ。
 関根さんには、ゼロエミッションを目指す荏原のエネルギー戦略の現状の一端を説明していただいた。とりわけ、マテリアルリサイクルとサーマルリサイクルの間に位置するケミカルリサイクルの話を、短いビデオ上映を交え聞かせていただいた。これまで、ケミカルリサイクルにあまり関心がなかった僕としては、かなり刺激的な話を聞くことができて有益だった。燃料電池(水素)社会の到来を目前に控えていることを考えれば、ケミカルリサイクルの重要性は増す一方だろう。
 現状では、木質のケミカルリサイクルは化石燃料に比べて、採算性が悪すぎるという。この採算性は、二酸化炭素の排出権取引の行方によって、いかようにも変わりうる。結局、化石燃料を使うか、再生可能な燃料を使うかは、政治的に決まるのだ。だから、自分が望む社会を実現したいのならば、政治に関わらないといけない。
 一通りの話を終え、5時頃、関根さんはお帰りになった。すぐに、土屋さんがNORAに戻ってきたので、僕が沖縄に行っている間の仕事について、引き継ぎをお願いする。
 6時半、サポートセンターに到着。ここで、今年度になって初めての新エネルギービジョンの市民WG発足準備会議があった。主たる議題は、神奈川県クリーンエネルギー導入指針策定調査の市民団体への委託について。県は市民との協働によってビジョンを策定することを重要視しているので、このビジョン作りでは、市民団体に調査を委託することになりそうである。これは、画期的なことである。全国初の試みらしい。神奈川森林エネルギー工房としては、木質バイオマスの可能性調査を引き受けることになりそうだ。ただし、調査期間は実質的に8~10月までの3ヶ月ほどしかない。いったい誰がやるの~?と投げかけても、やるのは僕しかいないだろう。
 8時半に打合せ終了。「エコタウンかながわ2002」の件で、浅間さん、吉田さんと少し立ち話してから、サポートセンターを出る。10時過ぎに帰宅。県から仕事を受けるにあたって、NORAの吉武さんと電話で相談。話をしたことで、だいぶ自分の考えが整理できたように思う。吉武さん、夜分遅くの相談にお付き合いいただき、どうもありがとうございました。

6月29日(土)

 今晩は、小浜島ファームで一緒に働いたメンバーが、久しぶりに集まって飲もうということになっていた。しかし僕は、沖縄行きを明後日に控え、それまでに終えなければいけない仕事が山積していたので、遠慮させてもらった。会社員でもないのに、友だちと会う時間も取れないほど忙しいなんて、よっぽど能率が悪いんだなあ。
 3時前、町田郵便局に行き、郵便物の転送届を出す。その帰り道、「久美堂」で『週刊日本の天然記念物動物編』を創刊号から4号までまとめて購入。取り上げられている天然記念物は、創刊号から順に、イリオモテヤマネコ、トキ、アマミノクロウサギ、ジュゴン。フィールドとしている琉球弧と十文字さんが引っ越した佐渡島という僕にとってはなじみ深いところに生息する動物たちだ。嬉しいのは、毎回、立体動物模型が付くところ。さっそく、開封して4つの模型を並べてみると、かわいいもんだ。
 8時から「トルコ×韓国」をテレビ観戦。トルコは、2トップだけで3点入れたのに対し、韓国は疲労が蓄積していたのかあまり走れず、3-2でトルコの勝利。まあ、試合の内容はともかくとして、僕が目を奪われたのは、ホイッスルが鳴った後のことであった。ハカンシュキルらトルコの選手のリードによって、両国の選手が肩を組み、サポーターのところに挨拶に行った。このシーンはよかった。
 少し時間は戻る。9時頃、ユウタから電話があった。飲み会の会場からだった。7時頃、ユウタに電話したときには、まだ飲み屋に着いていなかったので、後で電話するということになっていたのだ。ヒロさん、アツシさん、マサさん、ミナさん、カズさん、ユウタと、1人当たり2分程度話をした。受験勉強に忙しいユウタを除けば、みんな相変わらず旅をしている。家で資料作りをしている僕も、やはり旅をしている・・・。

6月30日(日)

 いよいよ、沖縄に出発する日まで、残すところ1日となった。6月は今日でおしまい。今月は、W杯に明け暮れた1ヶ月だった。来月は沖縄・八重山の調査に明け暮れる1ヶ月となるだろう。また、暑くて汗だくになる1ヶ月が待っている。
 明日から調査なので、やらなければいけないことが、いくつかある。昨日、郵便物の転送届けは出した。近所への声掛けも済ませた。新聞を止める手続きは、午前中に電話で済ませた。冷蔵庫の食品を食べきることは、一昨日から計画的に食べ続けているので、明日の朝にはきれいになくなる算段だ。生ごみを処分することは、本来生ごみを回収する日ではないけれど、月曜日にまとめて出すしかない。パッキングは、いつも通り、明日の朝にやるとしよう。
 今日中にやりたかったのにできなかったことはいくつもあった。部屋をきれいに掃除したかったけど、時間がなくてできなかった。布団も干したかったけれど、天気が悪くてできなかった。散髪に行きたかったけど、そんな余裕を作れなかった。
 昼頃、ゆうパックが着払いで届いた。どこからだろうと思って差出人を調べると、小浜島の「うふだき荘」からだった。「ふるさと農場倶楽部」でパイナップルのオーナーになっているので、今年の収穫物を届けてくれたのだ。いやー、あぶなかったよ。もし、今日までに届いていなかったら受け取れなかったはずだ。そうしたら、きっと腐らせていたことだろう。「うふだき荘」も、送るときに連絡を入れてくれると有り難いのだが。
 箱を開けると、パイナップルが2つ入っていた。小さい方をその場で1人で全て平らげ、残った大きい方は、これから打合せで会うことになっている日本の竹ファンクラブのメンバーと分けることにした。
 1時半から始まる打合せに向けて、先日書いた「絶品の竹の子を食べる会」のレポートを印刷しようとするが、途中でプリンタがおかしくなった。このプリンタは、しばしば突然に故障する。また、ドライバのアンインストール&インストールをしなければならない。しかし、すでに打合せの開始時刻に間に合わない時間だったので、プリントアウトせずに打合せ会場に急行した。
 2時半、予定より約1時間も遅れて、打合せ場所の中川西地区センターに到着。代表の平石さんのほか、溝口さん、克樹さん、藤田さん、比屋根さんが集まった。議題は、今年度以後の事業展開について。主に、平石さんが思い描いている夢、たとえば、竹の学校構想、竹の博物館設立構想などについて、説明があった。
 5時に打合せ終了。外に出て、集まったスタッフ全員で、持っていったパイナップルを食べた。また、打合せのときに竹水のことが話題に上がったので、竹を1本伐ってきて、その中に溜まっていた水を飲んだ。5時半過ぎ、中川駅から横浜市営地下鉄に乗り、田園都市線、大井町線と乗り継いで、7時頃、研究室へ。ここで、調査に行く前に印刷しておく必要があるものをプリントアウトする。そして8時からは、もちろん「ブラジル×ドイツ」を観戦。まさか、カーンのミスで点が入るとは。
 11時半、帰宅。9月に北海道へ行く超割のチケットが取れたので、早速、銀行振込しておく。2時にベッドへ。

TOP(日々の表現)雑記日記(2001/2/8-2003/8/25)

コメントを残す